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ハンファの「右腕柳賢振」キム・ミンウ、新人王なるか

ハンファの「右腕柳賢振」キム・ミンウ、新人王なるか

Posted February. 24, 2015 07:18,   

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ハンファが2006年、柳賢振(28=ドジャース)を獲得したのは天運だった。1巡目指名権を持っていたSKと第二次ドラフトの1巡目だったロッテが、それぞれイ・ジェウォンとナ・スンヒョンを指名したため、ハンファは左腕投手の柳賢振を選ぶ他なかった。ハンファのユニフォームを着て98勝を挙げた柳賢振は2573万ドル(約285億ウォン)の移籍金までチームに残して大リーグに渡った。

2015年、ハンファはもう一つの幸運を期待している。主役は、右腕投手のキム・ミンウ(20)だ。キム・ミンウは柳賢振に色んな面で似ている。まず大柄であることと、体格に見合った力強い球を投げることだ。柳賢振と同じように、キム・ミンウもヨンマ高在学中に肘の手術を受けている。

キム・ミンウは、肘の手術を受けていなかったら、他チームに加入している可能性が高い。だが負傷で高校を1年留年して第一次選択の対象外となり、第二次選択に出た。第二次選択で1巡名指名権を持っていたハンファは躊躇うことなくキム・ミンウを選択した。指名当時から「右腕の柳賢振」との異名がつけられた。

残る問題はチームとの相性。柳賢振が「怪物投手」に成長できたのは、全面的な支援を惜しまなかった金寅植(キム・インシク)元監督の配慮が決定的だった。当時、ハンファの投手層が薄かったのも、柳賢振に多くの登板チャンスが回った理由の一つだった。

キム・ミンウも色々な面で好条件を備えている。まず投手育成に定評のある「野球の神様」金星根(キム・ソングン)監督の指導を受けている。また、投手陣を大幅に補強したとは言え、依然として強くなったとは言い難い。ましてや、今年からはチーム当たりの試合数が128試合から144試合に増え、より多くの投手を必要とする。

キム・ミンウはスプリングキャンプの最中、チーム内で最高の球を投げているとの評価を受けている。22日のKIAとの練習試合では8回に登板し2回を1被安打2奪三振の無失点で好投した。1、2次のスプリングキャンプで行われた紅白戦など7度の練習試合で、通算16回を投げ6失点(5自責点)で仕留めた。防御率は2.81に抑えている。とくに13個の三振を取る間、四球は4つしか許していない。

金星根監督は「練習試合とオープン戦で先発、中継ぎ、抑えとして起用する。うまく育てたい」と話した。ハンファは2006年に柳賢振以来新人王を輩出していない。韓国プロ野球で高卒新人がデビュー年に新人王に選ばれたのは2007年のイム・テフン(斗山)が最後だ。キム・ミンウが今シーズンに異名に相応しい投手に成長するのか楽しみだ。