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全種目席巻を目指す、 韓国レスリングの「必死則生」

全種目席巻を目指す、 韓国レスリングの「必死則生」

Posted September. 12, 2014 09:34,   

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レスリング選手たちは昨年9月、とても不愉快な「パーテール」に悩まされた。オリンピック正式種目から除外される危機にさらされていたからだ。幸いなことにそのような状況は免れたが、存立根拠そのものが揺さぶられる危機だった。

だからと言って韓国レスリングのルネサンスを語るのはまだ早い。10年広州アジア競技大会で「ノーゴールド」に止まったことを思い出せばなおさらだ。韓国レスリングの代表的スターである金ヒョンウ(25、三星生命)選手が「死を覚悟すれば生きる」という李舜臣(イ・スンシン)将軍の「必死則生」に言及した理由だ。

12年ロンドン五輪のグレコローマン66キロ級チャンピオンである金ヒョンウは11日、ソウル泰陵(テルン)選手村で開かれたメディア・デーの行事で「オリンピックや世界選手権のときよりもさらに集中し、練習に励んだ。必死則生の覚悟で金メダルを獲得したい」と述べた。金選手は昨年の世界選手権に続き、今年のアジア選手権でもトップに立ったため、仁川(インチョン)アジア競技大会で優勝すれば、グランドスラムを達成することになる。今回の大会では75キロ級に出場する。

グレコローマンスタイルの選手らを指導しているアン・ハンボン監督は、「730日間、死点を行き来するトレーニングを続けながら、骨身を削る苦痛に耐え、今日に至った」とし、「金メダル数個ではなく、全種目の席巻のために頑張りたい。レスリングがまだ健在であることを、国民の皆様に必ず証明したい」と話した。

1992年のバルセロナ五輪で、アン監督と同じく金メダルを獲得したフリースタイル代表チームの朴ジャンスン監督は「フリースタイルチームも一丸となり、骨身を削る思いで努力してきた結果を享受したい」と述べた。フリースタイルの有望株としては、ユン・ジュンシク(23、三星生命)と李スンチョル(26、尚武)選手が挙げられている。李スンチョルは「仁川の空に愛国歌(韓国の国歌)が流れる光栄の瞬間だけを待っている」と意気込んだ。