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休戦協定記念日も不参加…中朝関係、最悪

休戦協定記念日も不参加…中朝関係、最悪

Posted July. 28, 2014 04:48,   

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北朝鮮が27日にいわゆる「戦勝節」(韓国戦争休戦協定記念日・7月27日)61周年を迎えたが、中国は高官級訪朝使節団を送らなかった。昨年の「戦勝節60周年」に中国の李源潮・国家副主席が訪朝したこととは様相が一変した。

政府関係者は、「中国が今年、高官級を北朝鮮に送った動きはない」と指摘した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記は27日午前0時、金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺体がある平壌(ピョンヤン)の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝し、前日の26日に平壌では、「戦勝節61周年慶祝中央報告大会」が開かれた。27日夜に平壌で祝砲発射が行われたが、今年は特段、慶祝行事に挙げるものがない。政府関係者は、「今年は北朝鮮が大々的に祝う『整周年』(5年単位で区切った年)でなく61周年なので、閲兵式など大規模な行事はなかった」と伝えた。

中国外交の専門家である時殷弘・人民大学教授は、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「現在、両国関係は1950年以降、最悪の時を迎えている」と評した。両国の公館で開催された定例の宴会や関連記念行事も縮小されたり開かれそうにないという。

時教授は、「6者協議再開の前提条件を調整するために実務級の人々だけがこれまで訪朝しただけで、高官級の訪朝は期待できない」とし、「昨年、李副主席が参加した60周年戦勝節記念行事には、張成沢(チャン・ソンテク)氏がいた」とし、「親中派」の張氏の粛清後、北朝鮮と中国の関係が膠着したことを指摘した。

北朝鮮は最近、国防委員会スポークスマン談話と労働新聞を通じて、中国を「定見のない国」であり「米国の横暴を黙認する国」とし、中国を非難した。韓国戦争をともに戦った軍事同盟国に対するこのような公の非難は異例だ。

政府関係者は、「中国が制限的に北朝鮮に原油を提供し、国連安全保障理事会の北朝鮮ミサイル発射の糾弾に参加したことも作用しただろう」とし、「北朝鮮より先に行われた韓中首脳会談も平壌を刺激しただろう」と指摘した。

しかし、中朝関係の冷却は、基本的な関係の変化と見るより、沈静化に向かっているという分析もある。別の政府関係者は、「中朝間の高官級や特使派遣などで下半期に雰囲気を切り替える可能性はある」とし、「中朝はまだ互いを必要としている」と強調した。北朝鮮政権樹立日(9月9日)や中朝国交正常化記念日(10月6日)が突破口の契機になる可能性もある。