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中古車サイトに偽装、他人名義の車1万台を売る

中古車サイトに偽装、他人名義の車1万台を売る

Posted July. 17, 2014 03:28,   

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数百億ウォン台のオンライン上のテポ車(名義移転のできていない中古自動車)の取引市場を構築した流通組織が、検察に摘発された。

大邱(テグ)地検・西部支庁は16日、中古車取引に偽装したテポ車の仲介サイトを運営した容疑(自動車管理法違反など)で、キム某容疑者(32)などの管理者2人と、テポ車仲介業者のアン某容疑者など、31人を拘束起訴したと明らかにした。検察はまた、彼らからテポ車を購入したキム某容疑者(35)など、68人を在宅起訴し、逃走した7人は指名手配した。

検察によると、キム容疑者などは、09年10月から今年3月にかけて、ネット上に「88car」や「best88car」などの数十件の中古車サイトを開設、テポ車1万台あまりを流通させ、660億ウォンあまりの不当利益を手にした容疑がもたれている。

検察の取り調べの結果、彼らはサイトの開設者や運営者、テポ車の仲介業者、保険外交員、車両登録証の不法再交付業者などと、役割を分担していたことが明らかになった。

サイトは、捜査機関の目をくらますため、中古車売買だけをやってるように偽装した。プレートナンバーを消したテポ車の写真を表示し、加入会員と流通組織だけが分かる用語を使った。例えば、「どんな車でも売買可能」と掲げておいて、中古車のネット上の広告の際の必須入力事項である車両登録番号や主な諸元、状態点検記録簿、自動車売買業者の情報などを掲載せず、テポ車であることをほのめかした。

取引は、テポフォン(盗用した他人名義で開設した携帯電話)やテポ通帳(第3者の名義を盗用して作った通帳)を利用した。購入者との価格交渉が終わると、道路などで会ったり、託送会社を利用して、匿名で該当車両を渡した。車両保険は、元の車の持ち主の名義を盗用して、申込書や個人情報同意書などの書類を偽造するやり方で、加入した。

テポ車は、中古車価格より50〜70%以上も安く、大学生や公益勤務要員なども購入したという。一部は、買春の営業など、犯罪に悪用された。検察の関係者は、「テポ車の仲介業者1人当たりが1台当たり30万〜300万ウォンほどの収益を上げ、一部は最大50億ウォン以上を手にした」と話した。キム容疑者などは、違法収益で高級外車を購入し、ギャンブルなど贅沢な生活をした。