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「次はない」29日から決勝トーナメントに突入

「次はない」29日から決勝トーナメントに突入

Posted June. 27, 2014 07:17,   

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これからは次のチャンスはない。一発勝負だ。

サッカーW杯ブラジル大会の1次リーグが27日で幕を閉じ、29日から決勝トーナメントが始まる。負ければ敗退が決まるトーナメント方式。26日現在、決勝トーナメント8試合のうち6試合の組み合わせが決まった。序盤からビックマッチが続々。

オランダ対メキシコ戦は、槍と盾の対決の構図が際立つ一戦。3戦全勝でB組1位で決勝トーナメントに進出したオランダは、今大会で最強の得点力を誇示している。前回王者スペインを5−1で撃破するなど3試合で10得点し、得点首位となった。注目すべきところは、セットピースで入れたゴールが一つもないこと。10点全てをオープン攻撃で入れている。ロビン・ファンペルシーとアリエン・ロッベン(3得点ずつ)がチームの得点の半分以上を入れた。

優勝候補ブラジルと同じA組に所属したメキシコは、激しい組首位争いで2勝1分けとブラジルと並んだが、得失点差で2位として予選を突破した。ブラジルとの対決では0−0で引き分け、ダークホース、クロアチアを3−1で下すなど強かさを見せ付けた。GKギジェルモ・オチョアは、驚くべき好セーブを連発し世界を驚かせた。オチョアがオランダの恐るべき攻撃をどれだけ阻むことができるのか注目が集まる。

コロンビア対ウルグアイ戦は、今大会で強みを見せている南米勢同士の対決。コロンビアは2アシストに3得点を記録している才能豊かなハメス・ロドリゲスを、ウルグアイは相手選手に噛み付く事件で今大会最大の議論を巻き起こしているルイス・スアレス(2得点)を保有している。コロンビアは日本を4−1で破るなど通算9得点でチーム得点2位の華麗な攻撃力を発揮している。だが、ウルグアイには、死の組と呼ばれたD組で強豪イングランドとイタリアを振り切った底力がある。ウルグアイは大統領までスアレスを庇う発言をしている中、国際サッカー連盟(FIFA)がスアレスにどういう懲戒処分を下すが影響要因となりそうだ。

「永遠な優勝候補」で開催国のブラジルと南米の伏兵チリの対決も注目に値する。4ゴールでアルゼンチンのリオネル・メッシと多得点で並んだブラジルの新星ネイマールの活躍がどこまで続くかが注目される。チリは1998年と2010年大会で決勝トーナメントに進出するたびにブラジルと対戦して脱落した。決勝トーナメントで再びブラジルと対戦するチリは「天敵」とまで呼ばれるブラジルとの悪縁の輪を断ち切らなければならない。

「天才」メッシのアルゼンチンは欧州のダークホース、スイスとぶつかる。左足だけで4点を入れたメッシの「左足のマジック」がスイス戦でも通用するだろうか。スイスは、ホンジュラス戦でハットトリックを達成したジェルダン・シャキリが立ちはだかっている。