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子供を救おうと炎に飛び込んだシングルマザー

子供を救おうと炎に飛び込んだシングルマザー

Posted March. 31, 2014 04:50,   

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2人の娘を救い出そうと炎の中に飛び込んだ30代の母親が、子供らと共に死亡した状態で見つかった。

29日午前1時ごろ、京畿道果川市注岩洞(キョンギド・クァチョンシ・チュアムドン)の集合住宅の地下に住んでいたオ某さん(35・女)の自宅から火が出て、友人のキム某さん(35・女=ソウル)とキムさんの2人の娘(13・11)と、オさんの別の友人のバク某さん(36・女=果川)の娘(10)の4人が、狭い部屋の中で死亡した。死亡したキムさんは、年をとってからサイバー大学に通っていた。翌日に予定されていた大学の合宿旅行に参加するため、二人の娘を預けようと普段から親しく付き合っていたオさんの家を訪れていた。パクさんの娘も、キムさんの2人の娘と仲良しで、オさんの自宅に来ていたことが確認された。

事故発生当時、3人の子供は小さな部屋で寝ていて、キムさんとオさんは居間を兼ねたキッチンの方で、焼酎1本半ぐらいを分けて飲んだ。29日0時ごろ、キムさんは居間の方で、オさんはお茶の間で寝た。1時間後、オさんは、キムさんが「火事だ」と叫ぶ声を聴き、玄関のドアを開けて飛び出し、命は助かった。しかしキムさんは、消火後、子供らと共に小さな部屋の窓際のほうで、死亡した状態で見つかった。

オさんは警察の調べに対し、「火事だという声を聴き、出てみたところ、居間のほうは煙がいっぱいだったので、ほかの事を考える余裕などなかった」とし、「キムさんは、子供たちを救うために小さな部屋に入り、事故に会ったようだ」と話した。

オさんとキムさん、バク氏は、ネット上の同好会などで知り合って親しくなったが、夫と離婚したか、死別していた。警察と消防当局は、燃えた跡が見つかったキッチンのほうで火が出た可能性が高いと見ている。