「ホールインワン１１回、イーグル２００回、ダブルイーグル１回」 これでアマチュア？

「ホールインワンは１１回しました。イーグルは数え切れないくらいだけど、大体２００回はしていると思う。一度だけ経験したアルバトロスが一番記憶に残りますね」

ゴルフ歴３０年という男の通算成績は華々しいことこの上ない。２８日、大邱（テグ）ＣＣで終わった韓国シニア・アマチュアゴルフ選手権で、３年連続で頂上に立ったソン・ボンソプさん（５７・写真）。大韓ゴルフ協会主催の同大会で、５５歳以上のアマチュアの名手８４人が出場し、優勝を争った。印刷業を営んでいるソンさんは、第１ラウンドで７アンダー６５打と快調にスコアを伸ばし、第２ラウンド終了後後の最終集計で６アンダー１３８打でタイトルを獲得した。大会通算３勝は歴代最多勝記録と並ぶもの。

テコンドー公認６段のソンさんは、１９８０年代初め、先輩の勧誘でゴルフを始めた。「ゴルフを始めて４〜５ヵ月後に初めてホールインワンを達成しました。適当に打っていたのに運が良かったんです」。ベストスコアは、発安（パルアン）ＣＣで記録した１１アンダー６１打。正規打数より３打少なく打つアルバトロスも、同じく発安ＣＣで達成した。１３番（パー５）で２３０メートルを残して打ったセコンドショットがカップに吸い込まれた。

ソンさんは、「ゴルフスコアには、丹念な練習以外に王道などない」と話した。毎日１時間３０分をアプローチを中心に練習をしている。ラウンドを終えた後は、物足りなかったところを集中的に分析するのも欠かさない。

ジムで体を鍛えるのも怠らない。お陰で２５０メートル前後のドライブ飛距離を維持している。「戸籍には年齢が若くなっている。実際は還暦もとっくに過ぎた」と話すソンさんは、「スコアよりは、バンカーの整理などフィールドでのエチケットや、前後チームを考慮した競技の進行といったマナーの方が重要だと思う」と語った。