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水産物からのダイオキシン摂取量、食薬庁の1日摂取限界量の8%

水産物からのダイオキシン摂取量、食薬庁の1日摂取限界量の8%

Posted July. 05, 2012 06:07,   

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韓国国民が水産物を通じて環境ホルモンのダイオキシンを摂取する量は、1日の許容量の8%程度で問題がないことが分かった。

国土海洋部(国土部)が国立水産科学院に依頼して水産物50種の汚染実態を調査し、環境ホルモンの中で人体残留性や危害性が強いダイオキシンの露出危険度を分析した結果、影響が殆どないことが分かったと、4日発表した。

研究結果によると、09〜11年、韓国国民が魚類など水産物を食べてダイオキシンに露出される量は平均0.32pg−TEQ/kgで、食薬庁の1日摂取限界量(4pg−TEQ/kg)の8%程度だった。1日の摂取限界量は一生食べ続けても健康に有害な影響を与えないと判断される量を意味する。

水産物の体内に残っているダイオキシン濃度は、0.02〜1.09pg−TEQ/g程度で、欧州連合(EU)基準(8pg−TEQ/g)に比べてずっと低かった。韓国国民が水産物を通じて摂取する1日のダイオキシン総量も平均16.9pg−TEQ/gで、フィンランド(95)、日本(97)、スペイン(34.9)など、水産物をたくさん食べるほかの国に比べてずっと低かった。

国土部のチェ・ミョンボム海洋生態課長は、「これまで持続的に海洋生態系環境汚染の改善に取り組んできた結果」とし、「これからも潜在的危険性の高い残留性有機汚染物質に対し、体系的且つ科学的に管理していく」と話した。



redfoot@donga.com