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南—北—露パイプライン、早ければ2013年にも着工 韓露首脳が合意

南—北—露パイプライン、早ければ2013年にも着工 韓露首脳が合意

Posted November. 04, 2011 06:54,   

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李明博(イ・ミョンク)大統領とロシアのメドベージェフ大統領は2日、ロシアの天然ガスを北朝鮮経由のパイプラインを通じて韓国に供給する南北露パイプライン事業の成功に向け、緊密に協力することで合意した。両首脳は同日、ロシアのサンクトペテルブルクにあるグランド・ホテル・ヨーロッパで6回目の首脳会談を行い、このように合意した。

両首脳は会談で、「北朝鮮を経由するパイプラインによるロシア天然ガス導入事業の推進が成功した場合、3国いずれにとっても経済的利益をもたらす」という点で意見が一致したと、朴ジョンハ大統領府報道官が伝えた。

ガスロム社のドゥビック法務室室長は1日、サンクトペテルブルクで行われた「第2回韓露対話」に出席し、今年9月に韓国ガス公社と締結した事業ロードマップの了解覚書(MOU)の内容を公開した。13年に建設工事に着工し、17年にガスを供給するというのが主な内容だ。

ドゥビック室長が明らかにしたロードマップの内容によると、両社は、今年10月から来年1月までに北朝鮮経由のパイプラインによるロシア産ガスの韓国供給協定に関する基本条件の商業的交渉を終え、来年1月から4月の間にガス供給協定を締結する計画だ。

さらに、来年3月から13年9月までにパイプライン路線の設計案を作成し、同年9月からパイプライン建設に着手し、16年12月までに工事を終え、17年1月からガス供給を開始する計画だ。

まだ両社間の議論にすぎないものの南北露パイプライン事業の概要が公開されたことで、同事業は北朝鮮の核廃棄の進捗度と、ガス価格やや北朝鮮通過料をめぐる3国間の価格交渉の状況によってスピードがつくものとみえる。

大統領府はMOUの内容どおりに13年に建設に着手すると理解されることに警戒した。大統領府関係者は、「韓国よりもロシアが意欲的だ」とし、「北朝鮮に支払うパイプラインの通過料などの重要事案が決まらないかぎり、同事業は一歩も進展できない」と明らかにした。

韓国ガス公社側も、「9月に朱剛秀(チュ・ガンス)社長がロシアに行き、ガスプロム社が韓国に17年1月からガスを供給することを決めたのは間違いないが、13年9月からパイプライン建設に着手し、16年12月までに工事を終えるとは確定的には言えない」と述べた。



srkim@donga.com