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韓国牛・豚・鶏、開城工団への持ち込みを全面禁止

韓国牛・豚・鶏、開城工団への持ち込みを全面禁止

Posted January. 11, 2011 08:39,   

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国内畜産農家の間で口蹄疫や鳥インフルエンザ(AI)が広がっている中、北朝鮮当局が韓国からの豚肉や牛肉、鶏肉の開城(ケソン)工業団地への持込を全面中止したことが分かった。

10日、統一部によると、北朝鮮検疫所は昨年12月末、労働者の食事に使われる韓国産豚肉や牛肉の公団への持込を禁止した。また、北朝鮮は鳥インフルエンザ発生を理由に、昨年11月ごろから韓国産牛肉の同工業団地への持込も中止した。

開城進出の韓国企業の関係者は、「韓国側から供給した肉類は、現地工場の南北労働者向けのスープやおかずなどに使われてきたが、北朝鮮当局の持ち込み禁止措置を受け、おでんや豆腐、冷凍スケソウダラなどで、料理を作っている」と話した。

北朝鮮は経済難により、防疫能力が弱まっており、韓国で発生した伝染病に敏感に反応した。北朝鮮は昨年1月にも、口蹄疫を理由に、韓国からの豚肉や牛肉の持込を禁じ、10月に解除した。03年、重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)が大発生した当時は、外国人の出入国自体を禁じた。

政府は、開城工業団地に、オーストラリアなど海外から輸入した豚肉や牛肉、鶏肉を持ち込む案を北朝鮮側と協議しているという。



kyle@donga.com