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天安艦の破片、海底10ヵ所以上で確認

Posted April. 06, 2010 03:25,   

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海軍哨戒艦「天安(チョンアンン)」の引き揚げ作業が急速に進んでいる中、天安艦沈没の原因究明を支援する米軍の海上兵器、爆薬専門家チームが来週訪韓する。

合同参謀本部の李ギシク情報作戦処長は5日、「天安艦の艦首引き揚げのため、当初9日に到着予定だった海上クレーン『デウ3600号』(3600トン級)が、1日早い8日に現場に到着する。天安艦の艦尾は、引き揚げクレーン(サムホI&D所属の2200トン級海上クレーン)が潮に流されないよう4つのイカリをおろし固定させた状態で、艦尾と海底の状態を潜水隊員が確認している」と明らかにした。

このため、天安艦引き揚げの5段階の1段階である海中の船体の状態把握と引き揚げクレーン設置が、9日にも終わりそうだ。この作業が終われば、クレーンと天安艦の連結、引き揚げと排水、行方不明者の捜索、えい航の順で進められる。

軍当局が、天安艦沈没の原因を明らかにする重要な手掛かりの一つとみている海底に沈んだ破片の探索でも、成果が現れ始めた。李処長は、「掃海艦4隻が天安艦が沈没した(海域)近隣の約10ヵ所の海底に破片が沈んでいたことを確認した。一つ一つの基点を表示し、海軍特殊戦旅団所属の海難救助隊(SSU)と水中爆破部隊(UDT)要員が確認する予定だ」と明らかにした。

ウォルター・シャープ在韓米軍司令官は同日、韓米高官級協力会議で、李相宜(イ・サンウィ)合同参謀議長に、「迅速な沈没原因の調査のため、米国の最高海難事故の原因分析専門チームを派遣する。ワシントンにこの事項を提議し、承認を得た」と話した。

米国側は来週、引き揚げ分析プログラムや専門技術諮問委員、海難事故原因分析専門チーム、海上兵器専門家、爆薬専門要員、残骸回収と行方不明者の捜索のため、深海探索支援の人材を派遣する。彼らは、民軍合同調査団とともに、△事故当時の爆発音と天安艦の切断原因を分析するシミュレーション作業、△海底から回収した破片が、北朝鮮の魚雷なのか、機雷なのかを分析する作業を始める予定だ。

政府当局者は、英国とフランスも原因分析調査に参加するという一部の予測に対し、「(政府内の)誰かが、英国とフランスも必要なら(支援を)要請するという程度で話したもの」と明らかにした。



zeitung@donga.com dnsp@donga.com