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世宗市キャンパス、政府がソウル大学に草案作成を要請

世宗市キャンパス、政府がソウル大学に草案作成を要請

Posted November. 21, 2009 09:15,   

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政府が、ソウル大学側に世宗(セジョン)市に設立される第2キャンパスの草案を作成するよう公式に要請したことが確認された。また政府は、世宗市に設立される大学をソウル大学と高麗(コリョ)大、KAISTの3大学に圧縮したことが分かった。

教育科学技術部(教科部)の金官福(キム・クァンボク)大学支援官は20日、「19日、ソウル大学の朱鍾南(チュ・ジョンナム)企画処長に、世宗市移転の草案を作成するよう要請した。今の計画では、世宗市にはソウル大学と高麗大学、KAISTの3大学が入るだろう。その他の大学は現在のところ考えていない」と明らかにした。金支援官が言う草案とは、世宗市にソウル大学第2キャンパスを設立する案をいう。

教科部は、ソウル大学が冠岳(クァンアク)キャンパスの既存の学科を世宗市に移す案ではなく、世宗市キャンパスを融合学問、未来学問など、これまで実施していなかった分野を中心に新たに構成する案を出すものと予想している。

ソウル大学内部では、「理工系+病院+α(経営学部など)」の案が有力視されているという。これに関連して、ソウル大学病院は、世宗市に800病床規模の先端融合医療研究センター病院を設立する構想を打ち出した。ソウル大学病院の関係者は、「がん、脳疾患、網膜疾患などの研究や臨床中心の病院を建設する計画だ」と話した。ソウル大学病院は、現在の国立がんセンターにあるがん患者治療用の陽性子治療器より効果がある2000億ウォン台の重粒子治療器を研究センター病院に導入する計画だ。

教科部の関係者は、「政府が乗り出しているので、ソウル大学が行かないと言うのは難しいだろう」と話した。ソウル大学のある教授は、「李長茂(イ・チャンム)ソウル大学総長が、第2キャンパスを反対しているわけではない」として、ソウル大学の空気も徐々に変わりつつあることを示唆した。李長茂総長は、第2キャンパスについて、まだ明確な意見を示していない。

これに先立ち、ソウル大学は今月12日、李総長と各処長、学部長が出席した会議で、副総長を委員長とする世宗市対策委員会を構成することを決めている。ソウル大学のカン・テクチン工学部長は、「(すでに世宗市第2工学部設立案を提示した)工学部だけでなく、経営学部、医学部も(世宗市にキャンパスを設立する案をめぐり)活発に動いている。その他の学部が参加する可能性もある」と伝えた。

首相室は、権泰信(クォン・テシン)首相室長を中心に、教科部、知識経済部など関係省庁の次官が出席する世宗市政府支援協議会を毎週開催している。政府各省庁は、最近、世宗市実務企画団とともに、企業や大学、研究所などを誘致するための多角的な実務作業を行っている。



pen@donga.com likeday@donga.com