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プロ野球・ロッテ初の外国人監督 野球界のヒディンクになれるか

プロ野球・ロッテ初の外国人監督 野球界のヒディンクになれるか

Posted December. 13, 2007 03:07,   

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瀬戸際に立たされていたロッテが取り出した切り札は、プロ野球史上、初の外国人監督の迎え入れ。ロッテは先月26日、米プロ野球大リーグ・ミルウォーキー・ブルワーズの監督代行を務めたジェリー・ロイスタ氏を新しい司令塔に迎えると発表した。

選手団と挨拶を交わすため韓国を訪問したロイスタ監督は、就任式の翌日さっそく米国へ帰った。当時、ロイスタ監督は、今シーズンのロッテの試合の模様が入っているDVDと選手関連資料を持ち帰った。来年1月8日、こちらに戻ってくる時、資料はもう頭の中に入っているはずだ。

監督は国内にいないが、「ロイスタ効果」はすでに現れ始めている。とりわけ、選手らの主力争いが白熱してきた。外国人監督にとってかつてのネームバリューは無用ということをよく認識しているからだ。

今年125試合に出場した不動の捕手、カン・ミンホはこのところ、「来年、主力になれるように頑張る」という言葉を口癖のように言っている。「6年間40億ウォン」をもらい、自由契約選手(FA)として大ヒットをしたものの、期待に及ばなかった鄭守根(チョン・スグン)も覚悟を新たにしている。

前任のカン・ビョンチョル監督から「グリーンライト(監督の指示なしに盗塁できる権限)を回収された鄭守根は、確実に新監督の目に留まるため、彼ならではの速い足で前の名声を取り戻すと覚悟を決めている。先月は相助会長に選ばれ、ベテランとして心機一転するという意志も明らかにしている。

米プロ野球マイナーリーグでプレーした投手、ソン・スンジュンの「証言」も、選手らに緊張感を吹き込んでいる。ソン・スンジュンは、「同じチームではなかったが、ロイスタ監督はトレーニングの時も選手らが歩き回ることを許さなかった」と話した。専担の通訳がいるものの、新監督とのコミュニケーションをスムーズにするために、英語を習う球団社員も増えている。

ロッテは来シーズンに備えて、目立つ戦力補強ができなかった。FAを宣言したSKのイ・ホジュンと接触したものの、彼の確保には失敗した。その代わり外国人選手として投手2人を迎える計画だ。

ロッテのある関係者は、「ロイスタ監督がマイナーリーグの選手に詳しいため、良い先発投手を迎え入れられるものと見ている。クリーンアップトリオはイ・デホを中心に軍から除隊した次世代巨砲のソ・ジョンホと好打俊足のチョ・ソンファンを配置すると見られる」と伝えた。

ロイスタ監督が「野球のヒディンク」になれるだろうか。釜山(プサン)のファンは期待をふくらませている。



why@donga.com beetlez@donga.com