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米大学銃乱射事件のチョ容疑者、犯行の日に映像をテレビ局に送付

米大学銃乱射事件のチョ容疑者、犯行の日に映像をテレビ局に送付

Posted April. 20, 2007 08:10,   

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米バージニア工科大で起こった銃乱射事件の犯人チョ・スンヒ容疑者が、事件当日の16日(現地時間)に、銃とナイフで武装した姿を撮った写真やDVD映像、また、自分の主張を書いた「声明文」などを、米最大の放送局の一つであるNBCに送りつけていたことが分かった。

NBCでは、18日午後6時30分の「ナイトリーニュース」の中で、チョ・スンヒ容疑者が送った映像と写真の一部を公開した。

チョ容疑者が16日にバージニア工科大の寮で2人を殺害した直後に送った映像には、戦闘服を連想させる登山チョッキを着て、両手に拳銃2丁を持って威嚇する姿が映っていた。また彼が、カメラに向かって銃とナイフで狙いをつけ、事件を予告する不気味な姿も収められていた。

NBCは、同じ小包に27個の映像ファイルと43枚の写真、1つの音声ファイルとともに、文書が入っていたことを明らかにした。

チョ容疑者は映像を通じて、「時が来た。実行は今日だ。お前たちは私のために血を流すことに決まった。お前たちは私を追いつめてきた。たった一つの選択肢を私に与えたのだ」と書き、自分の行為を正当化した。

NBCはチョ容疑者が「恨み」や「破壊」などの言葉の書き記された約1800語に及ぶ文書を通じて、富裕な階層に対して強い憎悪を表わしていたことを報じた。

映像でチョ容疑者は、「顔につばを吐きかけられ、のど元にゴミを押しこまれる気持ちがわかるか。自分自身の墓を掘る気持ちがわかるか」と話し、周囲に対する不満を強く表わしていた。

さらに、「口が耳から耳まで切り裂かれるのがどんな気持ちかわかるか。生きたまま火をつけられるのがどんな気持ちかわかるか。屈辱を与えられ、十字架に突き刺され、お前たちの楽しみのために、血を流しながら死ぬ気持ちがわかるか」と声を高めて話しているのが映されている。

チョ容疑者はまた、「お前たちは私を苦しめて楽しんだ。お前たちの楽しみのために、私は頭に腫瘍があるかのように苦しみ、魂は引き裂かれている」と述べている。

その中でも特に、「メルセデスに乗っていても、金のネックレスをつけていても満足していない。ウオッカ、コニャックを飲んでも満足していない」と話し、富裕な階層に対する強い憎しみを露にしている。

チョ・スンヒ容疑者は、「犠牲になった私と私の子どもたち、私の兄弟姉妹のためにやってやる。今お前たちの手は、二度と流し落とせない血に塗られるのだ」と述べて、大量虐殺を予告する発言もしていた。

NBCニュースのスティーブ・ケイパス社長は同小包を受け取った後、すぐに米連邦捜査局(FBI)に届け出た。FBIは、内容物の精密分析に取りかかり、警察は今回の事件が徹底的に計画された犯罪であると見て捜査している。

スティーブ・プレハティ・バージニア州警察庁長官は18日、バージニア工科大学で開かれた会見で、「これは新しくて決定的な手がかりになるだろう。資料の価値を分析し評価する作業を行なっている」と述べた。



yhchoi65@donga.com