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理論+応用の「融合科学」の新しい地平を開く 07最高科学技術人賞受賞者発表

理論+応用の「融合科学」の新しい地平を開く 07最高科学技術人賞受賞者発表

Posted April. 20, 2007 08:10,   

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ソウル大学の権旭鉉(クォン・ウクヒョン、64、電気電子工学)教授や、任志淳(イム・ジスン、55、物理学)教授、梨花(イファ)女子大学の崔珍鎬(チョ・ジンホ、58、化学)教授、延世(ヨンセ)大学の徐振錫(ソ・ジンソク、52、医学)教授が、「大韓民国最高科学技術人賞」の受賞者として選ばれた。

科学技術部と韓国科学技術団体総連合会は、上の4人を2007年度の最高科学技術人賞の受賞者として選び、大統領賞状とともに賞金3億ウォンをそれぞれ授与することを、19日明らかにした。

同賞は、1968年から実施してきた大韓民国科学技術賞を2003年から拡大・改編したもので、国内の科学技術界では最高の権威を認められている賞でもある。

ソウル大学の権教授は「移動区間制御」という概念を創案し、システムの制御分野では世界的な名声を得た権威者であり、理論を体系的にまとめた英文教科書を著述して関連技術を広く普及させた業績を評価された。

自分が開発した技術を無料で分け合って、教え子たちのベンチャー創業を手助けした功労も認められた。実用的な技術開発を基にしてベンチャー創業を激励し、デコーダ機器の製造メーカー「ヒュー・マックス」など、12のベンチャー企業が彼の研究室から輩出された。

権教授は、「理論や応用を同時に追及しながら教え子たちの創業を手助けしたことが、最も大きなやりがいだった」と述べた。

ソウル大学の任教授は、個体の総エネルギーを計算する公式を作り出すなど、「計算個体物理学」という新しい分野を切り開き、炭素ナノ・チューブと水素貯蔵物質の研究で、大きな実績を上げた。

任教授は、「韓国が通貨危機に見舞われたとき、科学技術人の社会的な責任や国への貢献に対する役割について悩んだ末、基礎科学と応用科学の組み合わせに関心を持つようになって研究したことが、このような大きな賞を受賞するきっかけとなったと思う」と受賞の感想を述べた。

また、梨花女子大学の崔教授は、ナノ・バイオ情報技術を融合した「ナノDNAバー・コード・システム」を最初に提案するなど、融合科学の足がかりを作ったことが高く評価された。崔教授は、「国の成長動力を科学技術から求めるべきだと思って、研究にまい進した結果、このようなよい成果を得ることができた」と語った。

また、延世大学の徐振錫教授は分子映像分野の世界的な権威者で、医療映像が鮮明に見える新概念の追跡物質を開発するなど、病気の早期診断や撲滅に寄与した功労を認められ今回受賞することになった。徐教授は「従来の概念から脱してナノ・バイオ情報技術など、融合技術から突破口を求めたことが、今日の成果を生んだ」と感想を述べた。

一方科学技術部では、第40回科学の日(21日)を控えて、勲章や褒章、表彰状を受ける科学技術分野の功労者79人も発表した。

韓国科学技術院(KAIST)の申成𨩱(シン・ソンチョル)教授や、ソウル大学の韓民九(ハン・ミング、59)教授、釜山(プサン)大学の金仁世(キム・インセ、60)総長が、科学技術勲章の最高レベルの「創造賞」を受賞することになった。



kunta@donga.com