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総選挙のニュートレンドは「女人天下」

Posted January. 27, 2004 23:01,   

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民主党の金榮煥(キム・ヨンファン)スポークスマンは13日午後、MBC・ニュースアンカー出身の朴映宣(パク・ヨンソン)氏がヨルリン・ウリ党本部で入党記者会見を行う場面をテレビニュースで見ながら苦い焼酒を飲み干した。

朴氏をスカウトするために自宅まで訪ねて入党を勧誘した努力が水泡に帰したのが惜しかったからだった。しかし、ウリ党が朴氏をスカウトするために傾けた努力も涙ぐましいものだった。

MBCの先輩である鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は、朴氏をスカウトするために親しい友達でもある朴氏のご主人L弁護士を粘り強く説得した。鄭議長は何回も朴氏の家を訪ねて「私が2人を仲人したのに洋服はしてくれなくても恩返しはしなければならないじゃないか」と迫ったという裏話だ。

ハンナラ党公認審査委員長の金文洙(キム・ムンス)議員も、女性団体のリーダーS氏を取り込むために何回も足を運んで説得作業を行っている。S氏は民主党からもラブコールを受けているが、まだどっちにも明確な答えを出していない。

甚だしくは、民主党の重鎮議員である金相賢(キム・サンヒョン)、金景梓(キム・ギョンジェ)議員は、先日、偶然ラジオを聞いている途中、出演していた某研究所の女性研究委員のアピール感ある声を聞くや、お互いに見合わせて「今すぐスポークスマンとして連れてこよう」と意気投合した。2人は直ちに接触に出たが、まだ志を果たすことができずにいる。

各党が比例代表議席の50%を女性に割り当てるという公約を先を争って発表し、女性候補者たちが高値をつけている。腐敗イメージで汚されている男性中心の既成政治家に代わる清新な新顔の必要性が浮彫りになっているのも、こうした雰囲気をいっそう盛り上げている。

しかし、有力女性たちに向けられている各党のラブコールは「一時的な需要超過」によるバブル現象という指摘もある。多くの女性たちが、いざ「険しい道程」である地方区出馬を避けているのもその端的な例だ。1次公認申し込みを締め切ったハンナラ党の場合、27人の女性だけが地方区公認を申し込み全体候補者の3.7%に止まった。

民主党とウリ党も、地方区公認を申請した女性は全体のそれぞれ4.5%(19人)、2.5%(13人)に止まった。女性団体のリーダーたちが最近国会で会合を開いて要求した女性の「地方区の30%公認」を満たすには法外に足りない数字だ。

これに対して、ハンナラ党のある女性議員は「各党の指導部が競争力を取り揃えた『準備できた女性政治リーダー』よりは飾り用として活用するために、やたらスカウトだけに没頭し、『側室』にもなれない『女官』ばかりが政治舞台に横行している」と批判した。



朴成遠 李承憲  swpark@donga.com ddr@donga.com