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合併銀行、実績不振の職員を一斉にリストラへ

合併銀行、実績不振の職員を一斉にリストラへ

Posted February. 09, 2003 22:37,   

金融界によると9日、国民銀行やウリ銀行などの合併銀行が今年、実績の振るわない職員を再教育または名誉退職させるなど、大掛かりな人事異動を予定しているという。

銀行で「ただ乗り職員」と呼ばれ、自分に与えられた仕事をこなすことができず、全体的な生産性低下を招く一方で不平不満が多く、職場の雰囲気を乱す職員が主な対象となっている。そのほとんどは急変する金融環境に適応できず、業務の効率性に劣るものの、合併により組織が大きくなり、管理が緩んだ隙を利用していまだに残留している者たちだ。

国民銀行とウリ銀行は、合併が一段落して組織の立て直しを始めるにあたり、経営の効率を落としている「ただ乗り職員」の整備に、真っ先に取りかかった。

ウリ銀行は、昨年の経営評価成績の下位にある約3%(300人)を、再教育または転職教育(outplacement)の対象と選定するという計画のもと、適性規模についての検討を始めた。

さらに、ウリ銀行は、1万人あまりを超える組織を効率的に運営するため、毎年下位の約5%をリストラする計画だとしているが、今回は昨年の良好な実績を踏まえて、規模を減らすことにした。

ウリ銀行の幹部は、「年収5000万ウォンの職員の場合、事務所の維持費等を含めると、銀行が負担する費用は1億ウォンを超える」としながら、「これらの職員を引き続き抱えていては、収益増は図れない」と語った。

米国のジェネラル・エレクトリック社(GE)のジャック・ウェルチ前会長は、毎年下位の10%を退社させる人事政策を断行、職員の生産性と競争力を高めている。国民銀行も、昨年に続いて今年も、経営評価で最下位の成績をとった支店長を整理する計画だという。

国民銀行の幹部は、「実績不振の支店長にチャンスを与えるか、待機命令を出すかは検討中だ」だとし、「チャンスを与えるとなると、次長に降級させて、昇進した後輩の下で働かせる案と、保険のライフプランナーのように100%実績給の形で一人で営業させる案がある」と語った。



金斗英 nirvana1@donga.com