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在韓米軍のパトリオット部隊、大々的な性能改良

在韓米軍のパトリオット部隊、大々的な性能改良

Posted February. 03, 2017 08:35,   

Updated February. 03, 2017 08:36

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在韓米軍のパトリオット(PAC-2、3)迎撃ミサイル部隊(第35防空砲兵旅団、一名ドラゴン旅団)が最近大々的な現代化作業に着手したことが2日までに分かった。北朝鮮の核とミサイルの脅威が日増しに強まっていることを受けて高高度ミサイル防衛システム(THAAD)配備に至った米国防総省の韓国防衛に向けた措置が本格化したものと解釈される。

在韓米軍によると、先月25日と26日、米空軍の大型戦略輸送機のC-5スーパーギャラクシー3台がカリフォルニア州のトラビス空軍基地を出発し、烏山(オサン)空軍基地に降りた。これらの輸送機は在韓米軍のパトリオット部隊の現代化(性能改良)作業に必要な大量の機材と物資を韓国に持ち込んだ。

「ドラゴン旅団」の現代化作業は在韓米軍が烏山と群山(クンサン)基地などに配備・運用しているパトリオット迎撃システムの探知レーダーや交戦統制所、発電設備など全部門の装備を、最新技術が採用されたハードウェアとソフトウェアに交換する方式で行われる。レイセオンなどパトリオット迎撃システム制作会社の関係者たちも韓国に長期間滞在しながら改良作業に参加するという。一連の作業が終われば、パトリオット部隊は有事に北朝鮮の弾道ミサイルをより的確かつ迅速に捉えて迎撃することが可能になる。

在韓米軍の関係者は、「海外に配備された米軍の防空砲兵部隊を対象に、これだけ大々的な性能改良作業が行われるのは初めて」と言い、「韓国を狙った北朝鮮の核やミサイル脅威の深刻さを物語っている」と話した。また、今回の作業が終われば、ドラゴン旅団は米軍の全防空砲兵の中で最も進んだ技術が適用された強力な弾道弾の下層(終末段階)防衛システムを運用することになると、同関係者は伝えた。

在韓米軍のドラゴン旅団は、パトリオット2個大隊(発射台は全96台、発射台当たりミサイルは8~16基)を運用している。早ければ今年5~8月にも慶尚北道星州郡(キョンサンブクト・ソンジュグン)のロッテ・スカイヒルCC(星州ゴルフ場)に配備されるTHAAD1個砲台(砲台当たり6基、発射台当たりの迎撃ミサイル8基)もドラゴン旅団に配属される。パトリオットミサイルは15~40キロの高度で、THAADは40~150キロの高度でそれぞれ北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃する任務を担うことになる。



尹相虎 ysh1005@donga.com