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姜正浩が飲酒運転して逃走、WBC代表に暗雲

姜正浩が飲酒運転して逃走、WBC代表に暗雲

Posted December. 03, 2016 08:52,   

Updated December. 03, 2016 08:56

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メジャーリーグ、ピッツバーグ・パイレーツの姜正浩(カン・ジョンホ=29、写真)が飲酒運転事故を起こしては逃走し、警察が2日、立件した。ソウル江南(カンナム)警察署によると、姜正浩は同日午前2時48分頃、江南区三成洞(サムソンドン)の飲食店で知人たちと酒を飲んだ後、自身のBMWセダンを運転して宿舎のグランド・インターコンチネンタルホテルに向かう途中事故を起こした。ソウル地下鉄2号線、三成駅付近で右折しようとする途中、歩行者保護用フェンスに突進したが、姜正浩はそのまま車を運転してホテルに逃げた。

目撃者の通報を受けて出動した警察に、姜正浩の知人A氏(29)は、「私が運転した」と供述し、警察はA氏を警察に連れて行った調べた。だが、車のブラックボックス映像から運転者が姜正浩だったことを確認した警察は、姜正浩を呼んで同日午前5時半から1時間半にわたって取調べを行った。血中アルコール濃度が免許停止数値の0.084%だった姜正浩は、警察に容疑内容を認め、調べを受けて帰宅した。

姜正浩が警察の調べを受けたのは、今年7月に性的暴行の容疑で米国のシカゴ警察で調べを受けて以来。性的暴行事件は、まだ最終結論が出ていないが、嫌疑なしの処分を受ける可能性が高い状況だ。シカゴ警察は9月、「被害者が最初から捜査に非協力的だったうえ、被害者の陳述を証明できる証拠も見つからなかった。今では連絡も取れなくなっている状態だ」と明らかにした。当時、ピッツバーグ球団は、「確かな調べの結果が出るまで姜正浩に対してはいかなる懲戒処分も下さない」と強調した。

しかし、今回の事故については、フランク・コネリー球団社長名義で「極めて深刻な事件だ。我々は姜正浩と、彼が飲酒運転で事故を起こした後の対処に大きく失望した。けが人がなかったことい感謝する」との声明を発表した。球団は、「事実関係を確認し、選手の話を聞いたうえで、今後の方針を発表する」とコメントした。米国の地元メディアは、メジャーリーグ事務局としての懲戒処分はないとしても、球団としての懲戒処分があり得ることを示唆したものだと解釈した。

準備に追われているワールドベースボールクラシック(WBC)代表チームにも暗雲が立ち込めた形だ。金寅植(キム・インシク)WBC代表監督は「ため息が出るだけだ」と話した。韓国野球委員会(KBO)は姜正浩に対する懲戒処分が可能かどうかを検討している。しかし、呉昇桓(オ・スンファン=セントルイス・カージナルス、34)が今年、メジャーリーグでトップクラスの成績を残しながらも賭博問題で代表に選出されなかったことを考えれば、WBC代表の最終メンバーに名を連ねた姜正浩も代表落ちする可能性が高い。姜正浩を除けば、最終エントリーで遊撃手に分類される選手はキム・ジェホ(31=斗山)だけだ。



黃奎引 kini@donga.com