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香港デモ参加者、襲撃を受ける

Posted July. 23, 2019 08:39,   

Updated July. 23, 2019 08:39

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先週末、7回目の大規模な反政府デモが行われた香港で、犯罪組織のメンバーと推定される男たちが鉄パイプや棒でデモ参加者を約30分間にわたって暴行し、少なくとも45人が大けがを負った。

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、21日午後11時頃、白い上着とマスクを着用した10人ほどの男たちが、地下鉄・元朗駅に現れ、鉄パイプや棒を振り回し、デモ参加者や市民を無差別に暴行した。彼らは、列車の客室に避難した乗客まで追いかけて暴行し、構内は大混乱となった。この様子は、現場にいた市民がカメラで撮影し、オンライン上に拡散された。

暴行は11時30分頃、警察官が到着し、鎮圧された。プラットホームには負傷者が流した血痕があちこちに残っていた。現場にいたある市民は、「11時頃、警察が現場に到着したが、事態を鎮圧せずに撤収し、30分後に再び現れた」と憤った。

男たちの正体は、まだ正確には明らかになっていない。現地メディアは、反政府デモに不満を抱く親中派の犯行の可能性が高いと見ている。同紙は、彼らが、売春や暴行などを行う犯罪組織「三合会」のメンバーのようだと伝えた。親中派の立法会議員の何君尭氏が同日、白い服を着た多くの人々と握手をする姿が捉えられ、「立法会議員がこの男たちを動員した」という説も流れている。

先月9日から始まり、毎週末に開かれている香港の反政府デモには、今回も約43万人(主催側推計)が参加した。彼らの一部は同日、中国の中央政府を代表する機関である中央人民政府香港駐在連絡弁公室に向かって行進し、中央政府を象徴する赤い徽章に黒いペンキをまき、卵を投げつけた。デモ参加者は政府に「逃亡犯条例」改正の撤廃、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の辞任、警察のデモ参加者への過剰鎮圧の調査と処罰、完全な民主選挙制の導入などを求めている。


チョン・チェウン記者 chan2@donga.com