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コ・ジンヨンが逆転劇でエビアン選手権優勝、世界1位も奪還

コ・ジンヨンが逆転劇でエビアン選手権優勝、世界1位も奪還

Posted July. 30, 2019 10:06,   

Updated July. 30, 2019 10:06

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まさに「コ・ジンヨンの時代」だ。

29日、フランスのエビアン・リゾートGC(パー71)で行われた米女子ツアー(LPGA)のメジャー第4戦のエビアン選手権(賞金総額410万ドル=約48億5000万ウォン)の最終ラウンド。

コ・ジンヨン(24)は悪天候で2時間遅れてスタートした上、雨が降ったりやんだりの天候の中でもペースを維持し、スコアを4つ(5バーディー、1ボギー)伸ばす逆転劇で今季メジャー2勝目を飾った。バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズカップ、ANAインスピレーション(メジャー初戦)の優勝を含めてLPGAツアー通算3勝目を記録した。

誰が優勝してもおかしくない韓国選手3人が戦った優勝争い(コ・ジンヨン、キム・ヒョジュ、朴城炫)の激しいショット対決で最後に笑ったのはコ・ジンヨンだった。

1、2番をボギーで回り不安な出出しを見せた朴城炫(パク・ソンヒョン)は11番(パー4)でダブルボギーを叩き、追撃の動力を失い6位タイ(通算10アンダー)で終えた。コ・ジンヨンより4打リードして単独首位でスタートしたキム・ヒョジュは、ティーショットがバンカーの淵に突き刺さった14番(パー3)で、3オン3パットで痛恨のトリプルボギーを叩き、2位タイ(通算13アンダー)に満足せざるを得なかった。反面、コ・ジンヨンは17番(パー4)で4メートルバーディーを奪い、事実上勝負を決めた。

今大会の慣例に沿って、表彰式ではスカイダイバーが優勝者の国の国旗をたなびかせながら空から降りてくる場面が演じられた。コ・ジンヨンは、「本当に泣かないつもりだったけど、慣れない地で太極旗(テグッキ)が空から降りてきて、愛国家が奏でられる瞬間は我慢できないほと胸いっぱいになった」と感想を語った。

この日の優勝で世界ランキング1位を奪還したコ・ジンヨンは、LPTA―ツアーの主要3部門の一つであるシーズン獲得賞金(198万3822ドル=約23億5000万ウォン)と年間最優秀選手(189点)、平均ストローク数(69.10)でもトップに躍り出た。韓国選手がこの3部門でタイトルをさらった例はない。

一方、新人王を受賞した昨年のパーオン率1位(77%)に続き、今年も同部門トップ(78.9%)を走っているコ・ジンヨンは、1シーズンの5大メジャー戦成績を合計して授与する「アニカ・メジャーアワード」の受賞も有力になった。

コ・ジンヨンは8月1日に開かれるシーズン最終戦でメジャー第5戦、全英女子オープンに出場し、2015年の朴仁妃(パク・インビ)以降4年ぶりとなるメジャー年間3勝達成を目指す。

韓国選手は今季の21大会で合計10勝を挙げた。


アン・ヨンシク専門記者 ysahn@donga.com