在米韓国系のケビン・ナ(ナ・サンウク=36)がプレーオフ2ホール目までもつれ込んだ大接戦を制し、米男子ツアー(PGA)通算4勝目を挙げた。
ケビン・ナは7日、米国ネバダ州ラブベガスのTPCサマリン(パー71)で行われたPGAツアー・シュライナーず児童病院オープンの最終日に1アンダー70をマークし、通算23アンダー261でパトリック・カントレー(米国)と並んだ。
二人はプレーオフ1ホール目で並んでバーディーを奪い、勝負がつかなかった。しかし2ホール目でカントレーが3パットでボギーを叩いたのに対し、ケビン・ナはパーを守り、長い勝負に終止符を打った。優勝賞金は126万ドル(約15億ウォン)。
ケビン・ナはTPCサマリンとは縁が深い。2001年のプロデビュー後、2011年にようやくPGAツアー初勝利を果たしたのが、このコースだった。当時の大会名はジャスティン・テンバーレイク・主ライナーズ児童病院オープンだった。ケビン・ナの自宅からも近く、ファンが終始追っかけながらエールを送った。
最終日の4日目は、中盤に一時3打差の首位に出たが、10番(パー4)でトリプルボギーを叩いて失速した。しかし12番(パー4)と13番(パー5)で連続バーディーを奪い、17番(パー3)では7メートルパッティングでパーセーブをしてチャンスをつないだ。
PGAの公式ホームページによると、ケビン・ナは今大会のレギュラーラウンド72ホールを回る間、パッティングだけで170メートルを記録したという。2003年に記録を取り始めて以来、PGA通算最長距離だ。それだけ中長距離パッティングが多いなかでもスコアを守り抜いたことを意味する。
ケビン・ナは初優勝以来、2勝目は7年後の2018年7月のミリタリー・トリビュートで果たした。その後10ヵ月ぶりとなる今年5月、チャールズ・シュワブチャレンジを制し、それから5ヵ月ぶりに再び頂上に立った。
李憲宰 uni@donga.com