Go to contents

「母のがん闘病を応援」ロープでエッフェル塔に登った娘

「母のがん闘病を応援」ロープでエッフェル塔に登った娘

Posted April. 12, 2024 09:24,   

Updated April. 12, 2024 09:24

한국어

「がん患者の母親を助けたいと思ってエッフェル塔に登った」

フランスの女子障害物競技選手のアヌーク・ガルニエさん(33)が、パリのランドマークであるエッフェル塔をロープで100メートル登り、「ロープクライミング」の世界記録を樹立した。

10日(現地時間)、AFP通信などによると、ガルニエさんは同日、18分で地上から約100メートル上にあるエッフェル塔の2階に到達した。ガルニエさんは「夢が叶った。魔法のようだった」とし、「私が成し遂げるということを決して疑わなかった」と話した。同日の挑戦のために、1年間訓練したという。

特にガルニエさんは、がん闘病中の母親のために、がん予防及び患者支援活動をする団体の資金を集める考えも明らかにした。ガルニエさんは、「がん研究を支援するために自分の限界を超えたいと思った」と語った。

ガルニエさんの記録は、既存の男女選手の記録をすべて破った。これまで、南アフリカの男性選手トーマス・ファン・トンダーさんが、90メートルの記録を保持していた。また、デンマークの女性選手アイダ・マティルデ・ステンスガードさんが立てた26メートルより約4倍高い。

ガルニエさんは来月9日、南部マルセイユで7月に開幕するパリ五輪の聖火にも参加する。五輪でもボランティアプログラムの広報大使として活動することになった。自身の身体年齢はまだ20歳で、「あと10年は活動したい」と話した。


イ・ジユン記者 asap@donga.com