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手指洗浄剤をつけた後、キャンドルをつけて全身に火傷

手指洗浄剤をつけた後、キャンドルをつけて全身に火傷

Posted September. 07, 2020 08:15,   

Updated September. 07, 2020 08:15

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米キサス州の女性が、新型コロナウイルス感染症を予防するための手指洗浄剤により重度の火傷を負った。洗浄剤の中のアルコール成分のためと推測されるが、正確な事故経緯は知られていない。

デイリーメールなどによると、テキサス州ラウンドロックで一人で三人の娘を育てるシングルマザーのケイト・ワイズ氏は先月30日、手指洗浄剤をつけた後、ろうそくに火をつけた。その瞬間、小さな火種が洗浄剤の容器に触れて爆発し、約5秒で彼女の全身が炎に包まれた。彼女は顔と体の約18%にやけどを負って、集中治療室で治療を受けている。彼女の友人や知人たちは、オンライン募金サイト「ゴーファンドミー」を通じて治療費の募金を開始した。

ワイズさんがどのような製品を使用したのか、この製品が本物であるかどうかはまだ明らかにされていない。地域消防当局の関係者は、「手指洗浄剤は基本的に可燃性物質だ」とし、「相当量のアルコールを含んでいるので気をつけなければならない」と語った。米疾病管理予防センター(CDC)も、「手指洗浄剤を安全に保管することが重要だ」とアドバイスした。

市販の手指洗浄剤は、そのほとんどがエタノールもしくはイソプロピルアルコールで作られる。世界保健機関(WHO)は、ウイルス感染の予防のために、エタノールとイソプロピルアルコールの含有量がそれぞれ少なくとも80%、75%以上でなければならないと勧告している。このように、アルコールの含有量が高いだけに、専門家たちは使用後は必ず洗浄剤が全て蒸発したことを確認後、可燃性物質に触れるべきだと助言する。ほとんどの製品の容器にも「可燃性素材から離しなさい」という警告文が貼られている。


李世亨 turtle@donga.com