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中国外交部「韓半島の安定を希望」、北朝鮮に自制を要請

中国外交部「韓半島の安定を希望」、北朝鮮に自制を要請

Posted June. 17, 2020 07:58,   

Updated June. 17, 2020 07:58

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北朝鮮が16日午後、開城(ケソン)南北共同連絡事務所を爆破したことについて、主要外信は一斉に速報を出し、「韓半島内の緊張が高まっている」と伝えた。中国外務省は、「韓半島の平和と安定を望んでいる」とし、北朝鮮に自制を求めた。

AP通信やCNN、ニューヨーク・タイムズ、朝日新聞などは同日午後、統一部の発表を引用して、北朝鮮が連絡事務所を爆破したことを伝え、13日に金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が韓国政府が脱北者団体による体制批判ビラの散布を阻止できないことに反発して予告していたと付け加えた。

AP通信は一部の専門家を引用して、米主導の対北朝鮮制裁のために韓国が経済協力を再開できず、北朝鮮が苛立ちをあらわしていると分析した。ニューヨーク・タイムズは、「最近、南北の和解ムードを終わらせると警告していた北朝鮮が、韓国に対する不満を劇的な方法で示した」と伝えた。ワシントン・ポストは、北朝鮮が最近数週間、韓国を激しい語調で批判してきたとし、連絡事務所の破壊が対立を急激に増幅させると見通した。朝日新聞は、連絡事務所は文在寅(ムン・ジェイン)政権にとって北朝鮮政策の成果の象徴であり、大きなダメージになると見通した。

中国外務省の趙立堅報道官は同日、定例会見で、北朝鮮の連絡事務所爆破について質問を受け、「北朝鮮と韓国は同じ民族」とし、「中国は隣国として韓半島が平和と安定を維持することを望んでいる」と述べた。菅義偉官房長官は、「引き続き米国や韓国などとともに緊密に連携しながら必要な情報の収集、分析を行い、情勢を注視するとともに警戒監視に全力を挙げている」と明らかにした。


丘佳仁 comedy9@donga.com