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経営破たんFTXの新CEO「こんな失敗は初めて」

経営破たんFTXの新CEO「こんな失敗は初めて」

Posted November. 19, 2022 09:03,   

Updated November. 19, 2022 09:03

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突然の破産申請で世界の金融市場に大きな後遺症をもたらした米国3位の仮想通貨交換業大手「FTX」の新しい最高経営責任者(CEO)に就任したジョン・レイ氏は、「40年間の構造調整のキャリアで、このように完全な企業統制の失敗を見たことがない」と批判した。レイ氏は2001年、会計不正で破産した米エネルギー企業エンロンの清算人として活躍した構造調整専門家だ。FTXが破産保護を申請した11日当日、現在の危機を打開するための新しいCEOとして迎え入れられた。

17日(現地時間)、米紙ウォールストリートジャーナルなどによると、レイ氏はFTXが裁判所に提出した破産保護申請文書を通じて、「信頼できる財務情報が全くない事例は初めてだ」とし、創業者兼前CEOのサム・バンクマンフリード氏に対して強い不信を示した。さらに、「経験不足の極めて少人数の個人の手に集中した会社統制権などが、未曽有の状況を招いた」と指摘した。

レイ氏は、バンクマンフリード氏を含む主要役職員が会社資金を流用した情況が見つかったとし、「まともな内部手続きなしに、会社資金を職員の自宅または個人物品を買うのに使った」と批判した。特に、バンクマンフリード氏が自動的に削除される対話プラットフォームを利用し、会社の主要決定に関する記録は、その大半が削除された状態だと明らかにした。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com