Go to contents

韓国系2世のヘンリー・キム氏がカナダ歴史博物館館長に任命

韓国系2世のヘンリー・キム氏がカナダ歴史博物館館長に任命

Posted July. 30, 2021 08:23,   

Updated July. 30, 2021 08:23

한국어

米国で生まれた韓国人2世のヘンリー・キム氏(写真)が、国立カナダ歴史博物館館長に抜擢された。28日(現地時間)、カナダ国営放送CBCとラジオ・カナダによると、キム氏はケベック州ガティノーの国立カナダ歴史博物館の館長に最近任命された。キム氏の任命案は、連邦議会の最終承認を受けなければならない。

キム氏はこれに先立って、トロントのイスラム博物館であるアガ・カーン博物館の館長を務めた。2012年から同博物館の理事兼館長を務めた氏は、博物館の建築からイスラム宗派の指導者であるアガ・カーン4世の個人所蔵品を移すことまで成功させ、2020年12月に退任した。

氏は、ハーバード大学で考古学学の学士号と修士号を、英オックスフォード大学で博士号を取得した。オックスフォード大学の教壇に立ちながら大学内のアシュモレアン博物館を現代化するプロジェクトを率いた。

国立カナダ歴史博物館は、多様な文化を持つカナダの歴史を探求し、人種間の理解を助けるために1856年に設立された。1830年代に製作されたホッケースティック、1851年にカナダで初めて発行されたビーバー切手などを所蔵している。博物館の前任館長マーク・オニールは、引退を2カ月後に控えて、職場内でのいじめなどの問題で辞任した。


金民 kimmin@donga.com