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王毅中国外相が訪韓、「世界に米国だけあるのではない」

王毅中国外相が訪韓、「世界に米国だけあるのではない」

Posted November. 27, 2020 09:13,   

Updated November. 27, 2020 09:13

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訪韓中の中国の王毅国務委員兼外相が26日、「世界に米国だけあるのではない。190余りの国家があり、全て独立自主の国家だ。韓国と中国もそうだ」と述べた。韓中協力は米国の影響を受けてはならないという点を強調したとみられる。中国の習近平国家主席の訪韓については、新型コロナウイルスが「完全に統制されなければならない」と明らかにし、事実上、韓国政府が推進してきた年内の訪韓が実現しないことを示唆した。

 

王氏は同日午前、外交部庁舎で康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談を終えた後、記者団に、「今回の訪韓は、韓国政府と与党要人に米国側に立つなという米中対立の次元か」という質問にこのように話し、「中韓は隣国であり、親戚のように行き来しなければならない」と述べた。王氏は、「中韓は戦略的協力パートナー関係であり、全方向で調整し、協力しなければならない」とも述べた。王氏は、康氏との会談の冒頭発言でも、「国際、地域問題で戦略的に意思疎通する」と明らかにした。韓国に配備された高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)に対する懸念を康氏に述べたと、外交部当局者が伝えた。 

 

王氏は、習氏の年内訪韓の可能性を問われ、取材陣を指差して「皆マスクをしている」とし、「重要なのは(新型コロナウイルスを)完全に統制することだ」と述べた。韓国で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、習氏の訪韓が困難であることを明らかにしたのだ。


尹完準 zeitung@donga.com