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米国の商業不動産の低迷に金融界「恐怖」、NYCBは2日間で株価が半分に

米国の商業不動産の低迷に金融界「恐怖」、NYCBは2日間で株価が半分に

Posted February. 03, 2024 08:16,   

Updated February. 03, 2024 08:16

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(7)米商業不動産の低迷に金融界は「恐怖」、NYCBは2日間で株価が半分に

米国の商業用不動産の不況にともなう銀行の健全性が水面上に浮上し、米国はもちろん、日本やヨーロッパの銀行まで襲っている。今年の満期融資の規模だけでも720兆ウォンで、このうち多くが不良化の危険にさらされているという診断が出ている。複数のグローバル銀行が最近、業績発表で、商業不動産の危機が業績悪化で現実化していると明らかにすると、一部の銀行の株価は2日間で半分に落ちた。

恐怖の震源地として挙げられたのは、米中型銀行のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)だ。オフィスビルをはじめ、不動産融資の不良化への懸念にさらされていることが知られた先月31日(現地時間)の1日間、株価は37.7%暴落し、続いて1日も11.1%下落した。日本のあおぞら銀行やドイツのドイツ銀行、スイスのジュリアス・ベア銀行も、相次いで商業不動産の損失を警告している。あおぞら銀行の株価は、この5日間で32.4%以上暴落し、頭取も責任を取って辞任すると明らかにした。ジュリアス・ベア銀行の頭取も同日辞任した。

グッゲンハイム・パートナーズ・インベストメント・マネジメントのアン・ウォルシュ最高投資責任者は最近、世界経済フォーラム(WEF・ダボス会議)で、「商業不動産の苦痛は始まったばかりだ」とし、金融界の危機的状況はしばらく続く可能性があると指摘した。


金玹秀 kimhs@donga.com