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中国外交次官が訪朝…北朝鮮、ロシアに続き中国とも緊密に接触

中国外交次官が訪朝…北朝鮮、ロシアに続き中国とも緊密に接触

Posted January. 27, 2024 08:26,   

Updated January. 27, 2024 08:26

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北朝鮮の朝鮮中央通信が26日、中国の孫衛東・外務次官が北朝鮮を訪問したと報じた。昨年9月の北朝鮮とロシアの首脳会談を機に両国が軍事分野を含む全分野で急速に接近しているのに比べて中朝はやや距離を置いていたことから、高位級交流に注目が集まる。

同通信は同日、「孫衛東同志を団長とする中華人民共和国外交部代表団が新義州(シンウィジュ)を経由して25日、平壌(ピョンヤン)に到着した」と明らかにした。北朝鮮外務省関係者と北朝鮮駐在中国公使は、孫氏を含む中国代表団を国境の橋で迎えたと、同通信は説明した。孫氏の訪朝は、昨年12月の朴明浩(パクミョンホ)外務次官の訪中に伴う答礼訪問だ。朴氏の訪中は2019年8月以来4年4ヵ月ぶりに行われた中朝間の高位級会談だった。

中朝の外務次官級会談では、最近、南北関係を同族関係ではなく、敵対的な2国家関係と規定した北朝鮮の対南路線の転換に関して議論が行われるとみられる。朴氏が対南路線の転換など昨年末に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会の政策決定事項を孫氏に伝え、中国側の見解を聴く可能性がある。

朴氏が昨年訪中した際、同通信は「双方は、朝中外交関係樹立75周年となる2024年に双務関係を強化・発展させていくことや、共同の関心事となる問題について意見を交換した」と報じた。最近、朝ロ間の密月が深まる中、中国が北朝鮮を管理するために孫氏の訪朝を決定したという見方もある。

朴氏が昨年北京を訪問した際、中国の王毅外相とも会談を行ったため、孫氏の訪朝期間中に金正恩(キム・ジョンウン)総書記など北朝鮮の最高位級要人と会う可能性もある。


申圭鎭 newjin@donga.com