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尹大統領の支持率32%に下落、60代以上でも否定評価が多数

尹大統領の支持率32%に下落、60代以上でも否定評価が多数

Posted July. 16, 2022 09:18,   

Updated July. 16, 2022 09:18

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就任から約2ヵ月が経った尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国政遂行に対する肯定評価が32%を記録した。1週間で5ポイントの下落だ。国政動力に直結する任期序盤の支持率が5週間下落を続けており、大統領室の悩みも深まっている。

韓国ギャラップが15日に発表した7月第2週(12~14日)の調査の結果、尹大統領の国政遂行が「よい」という回答は32%で、前週より5ポイント下落した。一方、「よくない」という回答は前週より4ポイント上昇し53%と集計された。尹大統領の国政遂行肯定評価は6月第2週の53%から5週連続下落している。否定評価が50%を越えたのも今回が初めて。

韓国ギャラップは、「大統領に好意的だった高齢層と与党『国民の力』の支持層、保守層をはじめとする多くの回答者の特性で、先週から肯定率が下落して否定率が上昇する傾向が今週まで続いた」と説明した。実際に、3月9日の大統領選で尹大統領に絶対的支持を送った60代以上で肯定は39%、否定は49%と集計された。地域別には、大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)で肯定評価が53%と集計されたものの、他の地域では肯定評価が30%台以下となった。尹大統領の否定評価の理由の1位は人事(26%)だった。2位は経験不足・無能(11%)、3位は経済・民生に取り組んでいない(10%)だった。

政党支持率は、与党38%、最大野党「共に民主党」33%、無党層23%、正義党5%の順だった。与党の支持率は前週比3ポイント下落したが、民主党の支持率は3ポイント上昇した。

与党では、国政運営の動力である支持率急落への懸念が大きくなっているが、大統領室関係者は同日、「支持率に一喜一憂しない」とし、「国民の声に耳を傾けている」と話した。また、「民生であれマクロ経済政策であれ、『支持率にどのように反映されるか』考えながら仕事はしていない」としつつも、「国民の声に耳を傾けることは大統領と大統領室、政府が当然すべきこと」と付け加えた。


張寬錫 jks@donga.com