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朝鮮後期の彫刻僧、色難の代表作4件が「宝物」指定予告

朝鮮後期の彫刻僧、色難の代表作4件が「宝物」指定予告

Posted September. 01, 2021 08:50,   

Updated September. 01, 2021 08:50

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文化財庁は、朝鮮17世紀後半、彫刻僧の色難(セクナン、生没不詳)が残した「光州徳林寺(クァンジュ・トクリムサ)木造地蔵菩薩三尊像および十王像一括」などの代表作4件を、31日宝物に指定予告した。これらの4件は、主要尊像の欠損や変形が少なく完全性に優れ、作品性も優秀だという評価を受けている。

光州徳林寺の木造地蔵菩薩三尊像および十王像一括は、1680年(粛宗6年)に製作され、これまで知られてきた色難の作品の中で最も時期が早い。総26体の大規模な仏像で、広く低い膝と可愛い大きな顔に鼻が強調されているのが特徴だ。求礼華厳寺(クレ・ファオムサ)木造釈迦如来三仏座像及び四菩薩立像は、1703年(粛宗29年)に製作された高さ3.3メートルの大型仏像だ。この仏像の造成は、粛宗(スクジョン)、仁顕(インヒョン)王后、延礽君(英祖)などの王室関係者が参加した最大の王室仏事(寺院建物の建設)の一つだった。三仏座像の雄大で四角い顔の圧倒的な姿と、四菩薩像の小さなサイズが対照的だ。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com