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ウッズの車横転事故で保安官が手加減調査か、米紙「事故車のバックから薬瓶発見」

ウッズの車横転事故で保安官が手加減調査か、米紙「事故車のバックから薬瓶発見」

Posted April. 12, 2021 08:14,   

Updated April. 12, 2021 08:14

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今年2月、米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の道路で起きた「ゴルフ皇帝」タイガー・ウッズ(46=米国)の車が横転する事故当時、現場にいたウッズのバックから警察が薬瓶を発見していたことが明らかになった。先に事故調査を行ったロサンゼルス郡保安官室で、ウッズが「薬物や酒に酔っているという証拠はない」として血液検査をしなかっただけに、調査過程で特恵があったのではないかという疑惑が持ち上がっている。地元メディアは「タイガー効果」という表現も登場した。

米紙ワシントンポストなどは11日(韓国時間)、ロサンゼルス郡保安官事務所が公開した22ページにわたる事件報告書をもとに、このような事実を報じた。報告書は、「事故現場のウッズのバックパックにラベルが貼られていない空っぽの薬瓶が発見された」と言及している。保安官事務所は8日の記者会見で、「事故当時、ウッズが制限速度45マイル(約72キロ)の道路で84~87マイル(約135~140キロ)で走っていた」と発表しながらも、空っぽの薬瓶については触れなかった。

報告書は、「ウッズが事故発生後に見つかった初期には方向感覚を失い(disoriented)、好戦的な(combative)態度を見せた」と書いている。これに先立ってウッズは、事故当時、自身が(事故発生地の)カリフォルニア州ではなく、自宅のあるフロリダ州にいると認識していたという。

ワシントンポストは、「事故に真相に関する新しい詳細内容は、(警察が)ウッズを特別待遇したという疑問を抱かせる」とし、「タイガー効果」という表現を使った。ロサンゼルス郡保安官は選出職であり、ウッズのような著名人に関する世論に特に敏感だという声も上がっている。これに対し、ロサンゼルス郡保安官事務所は、「会見内容と報告書に記載された内容には矛盾がない」とし、疑惑を一蹴した。


姜泓求 windup@donga.com