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潘基文氏、「バイデン氏は非核化のない終戦宣言に反対」

潘基文氏、「バイデン氏は非核化のない終戦宣言に反対」

Posted November. 13, 2020 08:34,   

Updated November. 13, 2020 08:34

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潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長(写真)は、ジョー・バイデン米前副大統領の韓半島政策について、「非核化と連動しない終戦宣言や韓米合同軍事演習の中止は、米国の反対にぶつかる可能性がある」との見方を示した。

潘氏は12日、国会議員会館で開かれた「国会グローバル外交安保フォーラム」と題したセミナーで基調演説し、「バイデン氏は核兵器削減の約束がない限り、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と首脳会談をしないと言及した」としたうえで、このように語った。国連事務総長時代にバイデン氏と縁ができたことで知られる潘氏は、「バイデン氏は、北朝鮮の非核化に関連して韓米間で調整・合意された方法を要求する可能性が高い。『トップダウン』方式ではなく、『ボトムアップ』の外交的実効性に即して推進されるだろう」と話した。

北朝鮮については、「ミサイル発射実験などで、新しい民主党政権の機嫌を窺う措置を取るのではないかと思う」とし、「経験上、北朝鮮は米政府移行期の権力空白に乗じて挑発を強行した」と主張した。さらに「今回も公開された大型大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射を行いかねない」と語った。

潘氏はまた、「(文在寅(ムン・ジェイン)政府の)当局者は、韓米同盟精神を損なう言動を自粛してほしい」とし、「過去の政府では、韓米同盟(関連)の当局者がこのような発言をすれば、すぐに問責された。大統領から長官まで誰も何も言わないから、このような発言が次々と出てくる。これは、友邦である米国を相当当惑させる」と指摘した。最近の国政監査で、「(米国を)愛してもいないのに70年前に同盟を結んだからと言って、それ(韓米同盟)を守らなければならないというのは米国への侮辱だ」と主張した李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使などを狙ったものと見られる。


崔瑀烈 dnsp@donga.com