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米国で中華レストランが減り続ける理由は…

米国で中華レストランが減り続ける理由は…

Posted December. 27, 2019 08:34,   

Updated December. 27, 2019 08:34

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米国で最も古いチャイナタウンがあるサンフランシスコでは、5年前は全体のレストラン10カ所のうち1ヶ所は中華レストランだった。今年は0.88カ所に減った。

ほとんどの店が営業を休むクリスマスも外食できる数少ないレストランだという言葉があるほど、米国内での中華料理店は休みなく働くアジア系移民を象徴する職場だった。しかし、世代交代の変化の中で下り坂を歩み始めた。中華レストランの減少は、第一世代の引退と他の高所得業種に進出した子供世代など、アジア系移民社会の変化によるものだという分析だ。

米レストラン・レビューサイトYelpによると、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ワシントンなどの米20大都市の飲食店の中で、中華レストランの割合は、2014年の平均7.3%から今年は6.5%に減少したと、ニューヨークタイムズ(NYT)が24日伝えた。同じ期間20大都市の飲食店数は1万5000個が増えたが、中華レストランは1200個が減ったという。

とはいえ、中国料理への米国人の関心が減ったわけではない。Yelpの中華料理店ページビューの割合や平均評価は下落していない。同じ期間、他のアジア系である韓国、インド、ベトナムレストランの割合は安定であるか、上昇する姿を見せたこととも対照的だ。

1966年の中国文化革命後、中国系移民は自由とチャンスを求めて大勢が米国に向かった。言語、技術などが足りない彼らは、生活のためにレストランを開いた。子供たちに別の機会を与えるという第一世代の教育熱は、子供の世代から光を見始めた。

2015年から2019年にかけての米国人口調査統計によると、中国系移民の第1世代が最も多く従事する自営業は飲食店だった。第2世代は、コンピュータサービス業、歯科などに変わった。子供への教育熱の高い韓国系移民社会でも同様の現象が現れている。第一世代は、飲食店で最も多く働いたが、第2世代は、コンサルティング、内科医など高所得業種に変わった。ジェニファー・リー・コロンビア大学社会学科教授はNYTとのインタビューで、「第1世代が移民にきたことで失ってしまった経済的地位を子供たちが回復している」と分析した。


朴湧 parky@donga.com