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柳賢振の好相性捕手はラッセル・マーティン

柳賢振の好相性捕手はラッセル・マーティン

Posted September. 17, 2019 09:20,   

Updated September. 17, 2019 09:20

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先月12日、柳賢振(32=ロサンゼルス・ドジャース)の防御率が1.45まで下がると、米国メディアは伝説的な投手を次々と呼び出した。その一人がグレッグ・マダックス(53=引退)だ。マダックスはアトランタ・ブレーブス所属だった1994年に1.56の防御率を記録した。

球速は速くなかったが、多様な球種と正確な制球で打者を相手する柳賢振は、度々マダックスと比較されている。1ヵ月あまりが過ぎて、柳賢振の今の防御率は2.35まで上がった。「伝説」を語っていたメディアは、体力に疑問を示し始めが、柳賢振の相棒は変わらぬ信頼を示した。「彼はいつも素晴らしい。苦しい時期があったが、自分の軌道に戻ってきた」として柳賢振を持ち上げている。2006年と2008年にドジャースでマダックスのボールを受けた捕手ラッセル・マーティン(36)の話だ。

最近スランプに陥っていた柳賢振は15日のニューヨーク・メッツ戦で7回無失点で復活をアピールした。マーティンとの好相性も輝きを放ったとの評価を受けている。今季に柳賢振はマーティンと共に19試合で防御率1.60と大活躍した。これに対して、新人捕手のウィル・スミス(24)とは5試合で防御率5.81と振るわなかった。

今季にマーティンのフレーミング能力はメジャーリーグでトップクラスだ。統計サイト「ベースボールサーバント」によると、マーティンは「シャドウゾーン(ぎりぎりでストライクゾーンに入るコース)に入るボールに対して52.9%の確率でストライク判定を取り、同部門メジャーリーグ5位になった。とくに右打ち打者を基準に、内角と外角に入るボールに対しては、それぞれ70.4%と75%の確率でストライクを作ったが、これは柳賢振がカットファストボールとチェンジアップを投げる際に狙いコースでもある。ストライクゾーンの境界線に差し掛かる投球に長けている柳賢振とマーティンの相性が良い理由だ。

ドジャースは、今季開幕を控えてトレードでトロント・ブルージェイズからマーティンを獲得しながら、大きな期待をしなかった。2007年にシルバースラッガー賞とゴールデングラブ賞を同時受賞するほど攻守両面で優れた活躍をしたマーティンだが、30代半ばを超えてからは打撃が衰えたからだ。今季も打率.217に6本塁打と打席での活躍はなかったが、チームの主力投手たちを安定的にリードし、価値を認められた。マーティンは、今季にリリーフ投手として3度登板し、無失点に抑えるなど多方面でチームに貢献している。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com