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止まらない麻生氏、「北朝鮮の核の感覚、戦略外交では正しい」

止まらない麻生氏、「北朝鮮の核の感覚、戦略外交では正しい」

Posted June. 01, 2018 08:56,   

Updated June. 01, 2018 08:56

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麻生太郎副首相兼財務相が先月30日、東京で開かれた自民党議員のパーティで、北朝鮮の核保有について、「『核で武装する以外、手がない』と思う北朝鮮の感覚の方が、少なくとも戦略外交とかいうことを言う時は正しいですよ」と話し、議論になっている。野党とメディは、この発言が北朝鮮の核保有の主張の妥当性を認めると解釈される恐れがあると批判した。

麻生氏の失言、妄言が相次ぐと、連立与党の公明党内ですら「政治責任」を主張しているが、安倍晋三首相は辞任させない考えだ。麻生氏は自分がトップを務める財務省が昨年から森友学園問題の震源地になっているうえ、財務省事務次官のセクハラ問題まで重なり、国会対応で多くの失言をした。最近も財務省が行った公文書「改ざん」に対して、「バツをマルにしたとか、白を黒にしたとかいうような、いわゆる改ざんとか、そういった悪質なものではない」と発言するなど、妄言を日常的に行った。公文書改ざんを「どの組織だってありうる。個人の問題」と発言したこともあった。

朝日新聞は31日、「麻生財務相もはや辞めるしかない」と題する社説で、「公文書の重み、財務省が犯した罪の深さを理解できない大臣に、問題を解決できるはずがない」と指摘した。また、このような現実には、麻生氏をかばい続ける安倍氏の責任が重大だと批判した。


徐永娥 sya@donga.com