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全仏オープンの自尊心、シャラポワの出場を認めず

全仏オープンの自尊心、シャラポワの出場を認めず

Posted May. 18, 2017 08:49,   

Updated May. 18, 2017 08:50

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「ロシアンビューティー」マリア・シャラポワ(30、写真)は結局、テニスの四大大会、全仏オープンに出場できなくなった。

全仏オープン大会組織委員会は16日(現地時間)、「シャラポワにワイルドカード(主催者推薦枠)与えないことを決めた」と発表した。フランステニス連盟のベルナル・ジウディセリ会長は、「負傷(のためにランキングが下がった)選手にワイルドカードを与えることはあっても、ドーピング違反選手にワイルドカードを与えることはない」とし、「ファンやシャラポワ本人は失望するかもしれないが、今回の決定はテニスという競技を(薬物から)保護するための措置で、このような措置を取るのが私の仕事だ」と話した。

シャラポワはドーピングテストを通過できず、国際テニス連盟(ITF)から15ヵ月(1年3ヵ月)の資格停止処分を受けた。世界ランキングは直近52週(1年)の成績が基準となるため、先月26日に復帰したシャラポワはランキングポイントが全て消えた状態だった。この場合、ゼロからやり直すのが原則だが、復帰舞台となった女子プロテニス(WTA)ツアー・ポルシェ・グランプリなどがシャラポワにワイルドカードを与える方式で出場を認めた。

このため、シャラポワが復帰後初の四大大会である全仏オープンでもワイルドカードが与えられるかに注目が集まっていた。

現在世界ランキング211位のシャラポワは、次のメジャー大会であるウィンブルドンの出場基準となる来週のランキング発表では171位となる予定で予選参加が可能だ。テニスではランキング224位以内の選手だけが自力でメジャー大会予選参加できる。全仏オープン出場の基準ランキングを決めるときシャラポワは264位だった。



黃奎引 kini@donga.com