両外相は、包括的戦略同盟に成長した韓米関係をトランプ政府でも強化させることで意見が一致した。尹長官は、トランプ政府の「力による平和」を支持し、確固たる北朝鮮核不容認原則で北朝鮮制裁・圧迫を稼動することを求めた。ティラーソン長官は、「差し迫った脅威である北朝鮮核問題に対する共同のアプローチを発展させていこう」と応じた。北朝鮮核問題への対応の具体的な方法は、両国の6者協議首席代表会議を通じて発展させていく方針だ。
また韓米外相は、「在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備は、北朝鮮の脅威に対応する防衛的措置」とし、THAAD配備を継続推進することで合意した。両外相が2月中に深く協議することで合意し、16日からドイツで開かれる20ヵ国・地域(G20)の外相会合とミュンヘンで開かれる安全保障会議で韓米外相会談が行われる可能性が高まった。
ティラーソン長官は同日、尹長官との電話会談の前に日本の岸田文雄外相とも電話会談を行った。ティラーソン長官は、中国が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)について、「米国は尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」と発言し、中国への圧迫を予告した。両国は10日の日米首脳会談に合わせて外相会談の日程も調整していると、朝日新聞が伝えた。
曺崇鎬 shcho@donga.com · 徐永娥 sya@donga.com