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米ピアニスト、ケヴィン・ケナーが鄭京和と趙成珍との特別な縁を語る

米ピアニスト、ケヴィン・ケナーが鄭京和と趙成珍との特別な縁を語る

Posted August. 08, 2016 06:54,   

Updated August. 08, 2016 07:29

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ピアニストであるケヴィン・ケナー(53、米国)は2011年から、江原平昌(カンウォン・ピョンチャン)で行われてきた平昌大関嶺(テグァンリョン)音楽祭に参加している。最近、平昌でインタビューした氏は、韓国との特別な絆について語りながら、二人の韓国人音楽家との一際特別な付き合いについて紹介した。

彼は、世界的バイオリニストである鄭京和(チョン・ギョンファ、68)とは切り離せない音楽的パートナーといえる。2011年から引き続きパートナーとなっている。鄭京和の公演で氏のいない姿はなかなか目にできないほどだ。一緒にアルバムも制作した。お互いに、「針と糸」のような存在といえる。鄭京和は、「『天から授かった贈り物』という気がするほど、ケナーとは本当に呼吸がうまくあっている。新しい音楽人生を切り開いてくれた音楽的パートナーだ」と評した。

ケナーは、「音楽の最終目標は、魂を共有することだ。鄭京和とはお互いに魂を共有する間柄だ。それだけ音楽的によく合っている」と語った。

ケナーは昨年、ショパン国際ピアノコンクールで優勝した趙成珍(チョ・ソンジン、22)とも特別な間柄だ。氏はショパンの専門家と呼ばれてきた演奏家だ。1990年、ショパン国際ピアノコンクールで首位のない2等賞を受賞した。趙成珍は、コンクールの前に氏を訪れアドバイスを聞いたりもした。ケナーは、「2011年に初めて知り合った趙成珍と、昨年夏に会って、曲を巡る解釈などについて助言した」と語った。

先月15日、ソウル市立交響楽団と趙成珍との協演を見守ってきた氏は、「多くのコンクール優勝者が優勝後、1、2年間数々のコンサートをこなすことで早く疲れ切ってしまうケースを目にしてきたが、趙成珍は違うだろう」と言い、「多忙な日程の中でも徹底的に練習をこなしている。趙成珍の未来がさらに楽しみだ」と語った。

9日に幕を下ろす平昌大関嶺音楽祭後、氏は来年3月8日に、ソウルLGアートセンターで開かれる自分の韓国初独奏会で再び韓国ファンらと会う予定だ。



평창=김동욱 平昌=キム・ドンウク記者 기자creating@donga.com