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三星電子、来年の新年会は「李在鎔流」で

三星電子、来年の新年会は「李在鎔流」で

Posted December. 07, 2015 07:30,   

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(写真)は来年1月4日、関係会社別に2016年の新年経営計画の報告を受ける形で、グループの仕事始めを行う。三星電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長の病院入院後、昨年1月は年例の新年の拝賀式を全面キャンセルした三星グループだが、1年ぶりに初の「李在鎔流」の新年の拝賀式を行うのだ。

三星によると、李副会長は新年の初仕事を開始する来月4日午後、京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)の器興(キフン)事業所に出向いて、三星電子の半導体など、部品(DS)事業部と三星ディスプレイ、三星SDI、三星電気など、複数の系列会社と共に仕事始めを行う。同日午後、水原(スウォン)事業所に移動して、消費者家電(CE)やITモバイル(IM)など、三星電子のセット事業部門や三星SDSの仕事始めを行う。5日は、電子のほか、建設及び重工業、金融系列会社などに直接足を運ぶ。

三星に詳しい財界の関係者は、「李副会長は、儀礼的な新年拝賀式の代わりに、各社の新年の経営計画や誓いなどを聞ける場にしてほしいと指示した」と言い、「形ばかりの行事ではなく中味のある行事になるよう指示し、各系列会社はコンテンツに慎重を期している」と説明した。

これに先立って、李健熙会長は毎年1月2日、ソウル新羅(シルラ)ホテルで専務以上の全グループの役員たち1500人を出席させた中で、新年の経営話題や指示を盛り込んだ新年の辞を発表する新年の拝賀式行事を行ってきた。李会長は健康のため、温かいハワイや日本の沖縄などに滞在していても、毎年、新年拝賀式に出席するために帰国し、役員ら一人一人と直接握手をするなど、この行事に大きな愛情を示してきた。この場ではその年の重要経営話題が盛り込まれた李会長名義の新年の辞も公開された。行事は、事務所にいる職員らも一緒に見ることができるよう、社内放送で生中継されるなどした。昨年1月は、李会長が倒れてからまだ8ヵ月しか経っておらず、三星は大規模な新年拝賀式は取り消し、系列会社別にそれぞれ静かに仕事初めて行った。

財界の関係者は、「仕事始めのスタイルでも、父親とは異なる李副会長ならではの実利主義を窺うことができる」と言い、「三星は今後も、グループ挙げての大規模な行事は最小化し、必要な場に必要な人数だけが集まる形にスタイルを変えていくものとみられる」と伝えた。