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セヌリ党、 金萬福氏を事実上出党

Posted November. 11, 2015 07:23,   

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与党セヌリ党のソウル市党は10日、倫理委員会を開き、国家情報院の金萬福(キム・マンボク)元院長(写真)に対し、「離党勧誘」の処分を下した。

金容兌(キム・ヨンテ)市党委員長は同日、倫理委会議後の記者会見で、金元院長が入党後に10.28再選補欠選挙で野党候補を支援したことについて、「党人としての義務を見捨てる重大な害党行為だ」としたうえで、このように明らかにした。金元院長は10日以内に離党しなければ、自動的に除名となる。

金元院長は同日、「会議日程について事前に通知を受けなかったので、知らなかった」と話した。しかし、金委員長は、「今日、倫理委を開くことをメディアに何度も公表しており、納得できない釈明だ」と反ばくした。

金委員長は、入党事実を知らなかったという金元院長の主張についても、「自ら責任党員として入党するとファックスで願書を送っておいて、2か月間も口座から党費が引き出されているのに知らなかったというのは、つじつまが合わない」と話した。ソウル市党は今回の事態に片がつき次第、中央党に対し、入党手続きや審査過程を改善すべきだという建議案を提出する計画だ。

金元院長はこれに先立って、とあるラジオとのインタビューで、「(出党措置が行われれば)無所属で出馬する」と語った。氏はさらに、「私の常識では、(再選補欠選挙時に野党候補を支援した)そのことで出党させることはできない」と言い、「(セヌリ党は)そのような言論プレーをしてはならない」と主張したりもした。