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三星・李在鎔副会長が2財団を後継

Posted May. 16, 2015 07:20,   

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(47・写真)が父の李健熙(イ・ゴンヒ)会長(73)が務めている三星生命公益財団や三星文化財団の理事長職を引き継ぐ。李副会長が父親に代わって三星グループ内の特定組織のトップにつくのは初めて。財界では、三星グループの経営権引継ぎ作業が本格化しているという見方も出ている。

両財団は15日、それぞれ臨時取締役会を開き、李副会長を新理事長に選任した。三星グループの内外からは、李副会長が昨年5月、李会長が病に臥して以来、グループ経営を事実上取り仕切っている上、父親の社会文化事業までを引き継いだだけに、名実共に三星グループのリーダーになったという見方が少なくない。

匿名を求めた三星グループの元役員は、「今回の理事長選任は、経営権には大きく関係ないが、引継ぎ者としての立場を象徴的に示すものだ」といい、「経営引継ぎ作業が本格的に始まったと受け止めればよい」と話した。

三星生命公益財団は1982年、三星生命が設立した「東方(トンバン)社会福祉財団」としてスタートし、1991年、今の名称に変えた。三星ソウル病院(1994年に開院)や複合シルバータウンの三星ノーブルカウンティ(2001年開院)などを運営しながら、低所得層家庭の保育支援事業も繰り広げている。1965年、三星グループの故李秉迵(イ・ビョンチョル)創業主が設立した三星文化財団は、三星美術館・リウムやプラトー美術館、湖巖(ホアム)美術館などを運営している。



drake007@donga.com