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日本原発地下水のトリチウム濃度が5日間で36倍に上昇

日本原発地下水のトリチウム濃度が5日間で36倍に上昇

Posted September. 16, 2013 07:52,   

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日本の東京電力福島第1原発の観測用井戸の地下水から検出されたトリチウムの濃度が5日間で約36倍に上昇した。地上のタンクから漏れた汚染水が土壌にしみ込み、徐々に地下水に流れていることを意味する。

東京電力は14日、先月300トンの放射能汚染水が漏れ出たタンクの近くの井戸から13日に採取した地下水から1リットル当たり15万ベクレルのトリチウムが検出されたと発表した。法定基準値6万ベクレルだ。

トリチウムが初めて検出されたのは8日で、1リットル当たり4200ベクレルだった。その後毎日濃度が上がり、13日には15万ベクレルまで上昇した。東京電力は、「タンクから漏れて土壌にしみ込んだ汚染水が、地下水に到達し、量が日ごとに増えている」と明らかにした。

東京電力は13日、原子力規制委員会の「海洋モニタリングに関する検討会議」で、「2011年7月から今年5月まで、福島第1原発の近くの海で測定した放射性セシウムの濃度を1リットル当たり実際より数ベクレル程度低く公表してきた」とし「測定時に周辺の放射線の影響を誤って見積もったためで、6月以降改善して公表している」と明らかにした。

一方、日本政府は汚染水漏れで国内外の不安が大きくなっている点を考慮して、原発沖合の約200地点の海洋汚染調査を約60万地点に拡大する計画だと、読売新聞が14日付で報じた。山本一太科学技術担当相は16日、オーストリア・ウィーンで開かれる国際原子力機関(IAEA)総会で、「汚染水の影響は福島原発の港湾内0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と述べる予定だという。