Go to contents

千年の神秘の蓋が開かれた、仏国寺三層石塔の舍利孔が47年ぶり公開

千年の神秘の蓋が開かれた、仏国寺三層石塔の舍利孔が47年ぶり公開

Posted April. 03, 2013 03:39,   

한국어

「釈迦牟尼仏、釈迦牟尼仏〜」

経典を誦する声がさらに高まった。観光客らが一人、二人と集まり、誰かは両手を合わせてひっきりなしに、頭を下げる。本殿前で遊んでいた子供らすら止まった瞬間。いよいよ屋蓋石(塔の上に屋根のように覆う石)が徐々に吊り上げられた。慶尚北道慶州市(キョンサンブクド・キョンジュシ)・仏国寺(プルグクサ)釈迦塔(ソクガタブ=三層石塔)の舍利孔(舎利を祭るスペース)が姿を現した。

文化財庁と国立文化財研究所、慶州石造文化財補修整備事業団は2日午後、国宝第21号の釈迦塔2層目の屋蓋石を解体し、塔身の舎利孔(41x19センチ)中に祭られている舍利莊嚴具(釈迦の舎利やそれを奉安する容器や器具)を取り出した。1966年の解体修理後、再び奉安されていた釈迦塔の舍利莊嚴具が、47年ぶりに再び日の目を見る瞬間だった。

当時、舎利孔には、舎利48個が入った舎利瓶や金銅製外合、銀製内合、高麗(コリョ)初期に釈迦塔を修造した記録が書かれた文書が入っていた。一緒に出土された無垢淨光大陀羅尼經は、世界最古の木版印刷物と判明し、大きな注目を集めた。これらの宝物は、国宝第126号に指定され、ソウル鐘路区(チョンノグ)の仏教中央博物館で保管している。

2層の屋蓋石を吊り上げると、色褪せした赤色の風呂敷が真っ先に目に付いた。風呂敷を取り払うと、四角い鉄製箱が見えた。その中から舍利莊嚴具が出てきた。舎利と銀製壺、木製舎利瓶を除いては、全て複製品だ。銀製内合の中のガラスの瓶に祭られている舎利も公開された。長い年月が過ぎたためか、黒色を帯びており、一部はガラス瓶に張り付いていた。仏国寺(住職=ソンタ僧侶)側は、収拾した舎利を、無說殿に祭り、舎利公開法会を開く予定だ。

釈迦塔は10年、石材の亀裂などを理由に、補修復元が決まってから、昨年9月、解体作業が始まった。



ray@donga.com