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ハンファ役員、「秘密資金の供述止めて」と情報提供者に5千万渡す

ハンファ役員、「秘密資金の供述止めて」と情報提供者に5千万渡す

Posted October. 18, 2010 08:41,   

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グループレベルの秘密資金造成疑惑で検察捜査を受けているハンファグループ側が、この事件の最初の情報提供者に巨額の金品を渡して事件のもみ消しを図ろうとした状況が金融監督院(金監院)によって突き止められたことが17日分かった。

複数の国会政務委所属の議員は、このような情報を入手してグループレベルで捜査もみ消しロビーを行ったかについて調べている。

政界や検察などによると、ハンファグループの元社員のAさんが6月中旬ごろ、金監院に5つの口座を提出し、「ハンファグループの秘線組織が秘密資金を造成して管理している」と知らせてきた。あれから約2ヵ月後の8月16日、ハンファ証券の役員のBさんがAさんのところを訪れて小切手で5000万ウォンを渡し、「これ以上はこの事件について関係機関で供述したり問題にしないでほしい」と要求してきたということ。

AさんはBさんと会った場で、一応このお金をもらったものの、しばらくして郵便局で郵便為替でハンファ証券側にもらったお金を送金した。さらにAさんは、5000万ウォンを受け取って送金したことを証明する書類を同封して金監院に追加的に申告したという。

2ヵ月間、関連事件を持っていた金監院は、「5000万ウォン事件」が浮き彫りになった直後、この事件の関連記録の一体を最高検察庁中央捜査部に送致した。現在、事件を受け持ったソウル西部地検はハンファ証券支店に開設された役職員名義の借名口座を通じて秘密資金を造成した事実を確認し、グループの元・現役員約10人に対して出国禁止措置を取った。Aさんは最高検察庁と西部地検で3〜4回取り調べを受けており、今は行方を暗ました状態だ。

金品で情報提供者を買収して捜査をもみ消そうとした疑惑に対し、ハンファグループ側は「Aさんに渡したという5000万ウォンはBさん本人の口座から引き出されたもので、グループとは関係ないと検察で確認された」と釈明した。金監院側は、「正常な調査の手続きを経て事件を検察に送致した時期が偶然『5000万ウォン事件』が発生した直後と一致しただけ」と国会に説明した模様だ。



dnsp@donga.com