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金妍兒が歴代最高点でSP首位 浅田真央は2位

金妍兒が歴代最高点でSP首位 浅田真央は2位

Posted February. 25, 2010 09:15,   

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奇跡も異変もなかった。何事もみんな予想していた通りに進められた。「フィギュア・クィーン」金妍兒(キム・ヨナ、20=高麗大)が24日、カナダ・バンクーバーのパシフィック・コロシアムで行われたフィギュアスケート女子シングルショートプログラム(SP)で、歴代最高点で1位につけた。

金妍兒は技術点44.70点、プレゼンテーション33.80点を合わせ、合計78.50点で首位に立った。金メダルを争うと予想されていた浅田真央(20、日本)は、シーズン自己ベストの73.78点で2位につけた。そして、ジョアニー・ロシェット(24、カナダ)が歴代自己ベストの71.68を記録し、3位に入った。同日、金妍兒のSP得点は、自らが昨年11月グランプリシリーズ第5戦でのSP歴代最高得点の76.28点より2.22点も高い点数だ。

5組の3番目の選手として、登場した金妍兒は落ち着いていた。金妍兒の名前が呼ばれると、1万5000人余りの観客は拍手と共に歓呼した。「007ジェームズ・ボンド」の曲が流れると、競技場は曲と金妍兒のスケートの音しか聞こえなかった。全ての観客は息を凝らしたまま、金妍兒の演技に集中した。

初ジャンプのトリプル・ルーツとトリプル・トゥループのコンビネーションジャンプを完璧にこなした金妍兒は、残り全ての構成要素を落ち着いて成功させた。一度のミスもなかった。銃を打つポーズで演技を仕上げると、観客はスタンディングオベーションで「フィギュア・クィーン」の五輪デビュー舞台を祝った。金妍兒も、自らの演技に満足したように明るい笑顔を見せた。キス・アンド・クライ・ゾーン(選手とコーチが結果発表を待つ待機席)で、金妍兒は電光板に78.50点という点数が示されると、びっくりしながら喜んだ。金妍兒は「最高のコンディションだ。今日のように最善を尽くして、フリースケートでも、今日のような結果があることを期待する」と話した。

金妍兒と共に五輪舞台に初デビューしたクァク・ミンジョン(16、軍浦スリ高)は53.16点で16位となり、フリースケート出場権を獲得した。



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