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李大統領、APECで「DDA交渉の早期妥結」を促す

李大統領、APECで「DDA交渉の早期妥結」を促す

Posted November. 16, 2009 08:32,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は、14日と15日にシンガポールで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で、来年のG20サミットの議長として、APECとG20間の有機的な協力の土台づくりに力を入れた。李大統領が、「APECビジネス諮問委員会」(ABAC)との会合で、「世界レベルの協力体であるG20と地域協力体のAPECは相互補完的な関係にある。G20は、APECの積極的な協力を必要とする」と強調したのも、そのような脈絡だ。

APECの21加盟国のうち9ヵ国がG20の加盟国であり、世界貿易量の45%、世界国内総生産(GDP)の53%を占めるだけに、G20の主要課題である持続可能な均衡成長の履行と保護貿易主義拡散防止のためには、APECの役割が重要だということだ。

また、李大統領は首脳会議で、貿易と投資の自由化、強力かつ持続可能な均衡成長を強調した。14日、「地域の連携、自由貿易と開かれた市場の促進」をテーマに開かれた第1回会議で、李大統領は保護貿易主義を排撃し、自由貿易の拡散を訴え、「ボゴール宣言」の履行とドーハ開発アジェンダ(DDA)交渉の早期履行を求めた。

APECの首脳たちが94年に、インドネシア・ボゴールで2010年までに貿易と投資の自由化の条件をつくると宣言したが、まだ履行に至っていないことを指摘したのだ。DDA交渉の早期妥結に向けて、各国の首脳が努力するよう求めたのも同様の脈絡だ。ボゴール宣言履行の再確認とDDA交渉の早期妥結は、APEC首脳宣言にも盛り込まれた。

首脳宣言と別途に採択された「APEC首脳特別声明」が、輸出者や生産者、輸入者が自律的に原産地の証明書を作成して発給することで企業の貿易取引コストを節減する「原産地自律証明制」の導入で一致し、韓国と米国、オーストラリアなど7ヵ国がこれを主導することにしたのも、意味のある内容だ。いっぽう、李大統領は14日、オーストラリアのケビン・ラッド首相と首脳会談を行い、経済回復にともなう出口戦略において協力することで合意した。



yongari@donga.com