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金融商品投資の私立12大学が大幅な元本割れ

金融商品投資の私立12大学が大幅な元本割れ

Posted October. 06, 2009 08:15,   

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昨年から、私立大学の積立金をファンドや派生金融商品へ投資が可能となり、投資した積立金が元本の半額にまで目減りした大学が、12校に上ることが分かった。グローバル金融危機を受け、積立金の投資損失を被った大学は、さらに増えるものとみられる。

国会・教育科学技術委員会所属、民主労働党の權永吉(クォン・ヨンギル)議員が5日、教育科学技術部(教科部)から提出された「08年ファンド投資および積立金運用損失額」と題した報告書によると、亞洲(アジュ)大学は昨年、ファンドや収益証券への投資で、103億ウォンの損失を被ったことが明らかになった。中央(チュンアン)大学はファンドや収益証券への投資で68億ウォンを、釜山(ブサン)外国語大学はファンドや派生金融商品への投資で65億ウォンあまりの損失を出したという。大邱(テグ)カトリック大学や鮮文(ソンムン)大学、ソウル神学大学、東西(トンソ)大学、草堂(チョダン)大学なども、ファンドへの投資で10億ウォン以上の損失を出したことが、集計結果で分かった。大田(テジョン)大学は派生金融商品への投資で17億ウォン以上の損失を被った。私立学校の積立金は、教育安定に向け、積極的な投資が禁じられてきたが、07年「私学機関における財務会計規則」の改正を受け、昨年から積立金の50%内で、ファンドや派生金融商品への投資が可能になった。

教科部は、投資が適切に行われたかどうかを監督するため、△預金や、△直接投資の債務証券、△間接投資の債務証券、△持分証券、△ファンドや収益証券、△派生金融商品の6つの投資項目別に50%以上の損失を出した場合に限り、損失額を報告するように義務付けている。しかし、同規定は、「全投資額の50%以上の損失」ではなく、「項目別における50%以上の損失」のみ報告するようになっており、総損失額は報告せずに済むという弱点がある。



foryou@donga.com