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世界の有力CEOら「成長」より「生き残り」に重点

世界の有力CEOら「成長」より「生き残り」に重点

Posted January. 29, 2009 07:03,   

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「危機の時には人材採用をためらうが、会社によい人材が必要だという事実も痛感する」(ドイツのソフトウェアメーカー「SAPAG」のCEOレオ・アフォテッカー氏)

「今年、熟睡できる夜が三日だけでもあれば、来年の企業業績には希望を持てるはず」(米電子商取引会社「eBay」のジョン・ドナヒュー会長)

世界の有力最高経営責任者(CEO)らは向こう3年間、景気回復は難しいと展望した。さらに、今のような深刻な危機の時には「成長」より「生き残り」に重点をおくと口をそろえた。

世界的なコンサルタント会社であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は28日、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)でCEOを対象に行った同アンケート調査の結果を発表した。

向こう1年間、自分が属している会社の収益が増加することを確信すると応えたCEOは21%と、昨年(50%)に比べ大幅減少した。「向こう3年間」に対する展望でも収益増を確信したCEOは34%に過ぎなかった。

調査はPwCが昨年10月から12月にかけて米国のデュークエネルギーコーポレーションのジェームス・ロジャース会長、英インターコンチネンタルホテルのアンドリュー・コズレット会長、中国青島ビールの孫明波総裁ら50カ国のCEO1124人を対象に電話インタービューで行われた。同社は「2003年にCEO景気予測調査を始めて以来、最も悲観的な展望」とコメントした。

地域別では、新興国のCEOに比べ、先進国のCEOがより悲観的な展望を示した。米国や西欧のCEOのうち、「向こう1年間の収益増を確信する」と応えたのはそれぞれ13%、15%に止まった。一方、ポジティブな回答をしたインドのCEOは70%と、目立って多かった。中国とロシアのCEOはそれぞれ29%、30%と、ポジティブな展望を示したCEOの割合は先進国のCEOより高かった。



raphy@donga.com